【木村 秋則】無農薬・無肥料栽培の“奇跡のリンゴ”を生み出したスゴい人!

木村 秋則
「リンゴは肥料と農薬無しでは絶対に実らない」
そう言われてきたが、初めて無肥料・無農薬での栽培に成功し、出来たのが、「奇跡のリンゴ」である。
10年もの時間をかけて、その「奇跡のリンゴ」を作り出したスゴい人!が本日登場する。
無農薬・無肥料。今でこそ聞きなれた言葉だが、スゴい人!がこの農法を始めたのは1978年。
当時は、農薬や肥料などの技術を用いて、効率的に作物を栽培するのが主流だった。
10年にわたり挫折と失敗を繰り返したスゴい人!が無農薬・無肥料にこだわる理由とは?
さあ・・・株式会社木村興農社代表、木村秋則様の登場です!

「百姓が地球を救う」
無農薬でリンゴを作ろうと思ったきっかけは、妻が農薬に弱かったことでした。それまでは、何の疑いも無く農薬を使っているごく普通のリンゴ農家でしたよ。
農薬を使わなくなった途端にリンゴの木に花が咲かなくなりました。害虫はいくら取っても増え続け、病気は蔓延していきました。
試行錯誤を続けて他の作物は無肥料・無農薬での栽培に成功し始めたけれど、リンゴの木だけは日に日に弱り、次々と枯れていきました。リンゴ農家としての収入が無い年が何年も続きました。
自分で稼いだお金も、妻の父が稼いだお金も全て使ってしまい、ついにはサラ金や高利貸しなど29社からお金を借りて、多重債務を負いました。その時は、周りがみんな敵のように思えて笑うこともできず、途方に暮れていました。
7年かけて、思いつく限りの方法を試して、出す手もなくなり、もう駄目だと思った時に、山でドングリの木に出会ったのです。肥料も農薬も与えていないのに生き生きとして美しい木の姿に、はっとしました。土が違ったのです。
私のリンゴの根元の土は、養分を取られないように全ての雑草を刈っていました。しかし、ドングリの根元には様々な草が生えていたのです。雑草が土を作り、陽射しで熱くなる地表の温度を下げている。害虫を別の虫が食べて、その虫をまた別の生き物が食べる。生態系の連鎖があるから、木が生き生きとしていたのですね。
この日以来、リンゴの下草を刈り取るのをやめ、
山の草花と同じように生い茂った1998年、無農薬・無肥料の栽培を決断してから10年目の春に、リンゴの木に花が咲いたのです。
全ての農作物に言えることですが、自分がリンゴだったらどうして欲しいのかを考え、人はそのお手伝いをするだけでいい。
自然栽培では、肥料や農薬を使わない代わりに自分の目と手が肥料であり、農薬です。
観察し、植物の気持ちになって知恵を絞る。だから、私は農業という言葉より、百姓が好き。百姓って、百の知恵や経験をもっているということだから。
この栽培は、お金目当てにやるとなかなか成功しません。それは、技術だけを学ぼうとして心が伴っていないからかもしれません。技術というのは、まず心があって、あとからついてくるものではないでしょうか?
植物にも、目に見えないバクテリアにも人の心を感じることができて、自分の心が全てに表れます。
生けるものすべてに心があるのだと思います。

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