【小川文男】大不況の呉服業界の中、伝統とアイディアで生き抜く老舗の呉服商

小川文男
1842年から江戸の粋を守り続けている呉服商がある。
パリコレに日本人が最初に出展する際には、多くの日本人デザイナーが日本の柄をモチーフにしたデザインで世界中から喝采を受けデビュー。
芦田淳、山本寛斎、三宅一生、鳥居ユキ。
彼らが訪れた場所は、竺仙。伝統の古典柄を提供。
デザイナーの巨匠ピエール・カルダンが江戸小紋柄のネクタイを大量に発表した時代があった。
もちろん、それも竺仙が提供。
粋の真髄でもある川の流れのように常に新しいデザインも造り続けている老舗呉服商。
さあ・・・株式会社竺仙代表取締役 小川文男様の登場です!

「竺仙の染めは、粋ひとがら」
小さい頃からきれいな着物が周りにありましたので、絵に興味はありましたし、情操教育で木琴なども習っていました。
ただし、戦後生まれでベビーブーム時代団塊世代の私たちは、幼稚園に入る時から、受験戦争でした。ですから、人に勝ちながら日常生活を送っていた記憶ばかりで学生時代の楽しい思い出はあまりありません。
しかし当時は、物がない時代で、品物がありさえすれば、運べば売れる時代で努力すれば報われ、将来に希望が持てました。
その思いは今でもあり、日々努力を重ねることを心しています。
 家業を継ぐにあたっては、
「代々血縁で繋がっていくことは大変難しいことだ」
と父と話していました。
商いは、父の口癖である
「損はすることはないが儲けすぎはよくない」
を貫き、できる人ができることしていき売れるものを作るのではなく、着心地のよいものを作ることを心がけています。
着物を着る人が減ってきて呉服業界が大不況の中、伝統柄と現代柄のアレンジに挑戦していますが全国に竺仙ファンがいてくださることに本当に感謝しております。
日本文化に属する仕事をさせて頂いている以上、日本人として当たり前だった「江戸しぐさ」をこれから復活させたいです。

 

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