【河原 シンスケ】パリを拠点に30年以上活躍を続ける日本人アーティストのスゴい人!

河原 シンスケ

本日登場するスゴい人は、パリを拠点に活躍する日本人アーティストのスゴい人。
彼は80年代初頭にパリに渡り、フランスのル・フィガロ、ヴォーグ、クリストフル、エルメス、バカラ等の広告を手掛けるほか、ルイ・ヴィトン「LE MAGAZINE」のクリエイティブ・ディレクション、La Rochelle のリゾートホテル「cote ocean」の総合デザイン、25m2の天井画制作、近年エルメスpetit hの限定オブジェピースのクリエーション等を続けている。
パリのナショナルダンスシアター、パレドトウキョウ、ポンピドーセンター、ロンドンのサーチギャラリー等でも作品を発表。
2015年1月、 約20年ぶりの日本での個展「Paysage Mysterieux 神秘的な風景」を開催。
2016年、MISIAのライヴアルバム「MISIA 星空のライヴ SONG BOOK HISTORY OF HOSHIZORA LIVE」のジャケットアートワークを担当するなど、近年日本での活躍も著しい。

彼はなぜ、30年もの間、第一線で活躍を続けられるのか。

さあ…
アーティスト
河原シンスケ様の登場です!

「石橋はたたいて渡らない」

実家がとても日本的な家で、祖母は茶道、華道、謡いなどをして、母はいつも着物を着ていて、日本文化に囲まれて育ちました。
当時は高度成長期で日本全体が海外へ目を向けていたので、僕も他の世界を見てみたい!と外国のものに憧れて、海外を目指したのだと思います。
大学受験はしないつもりでしたが、両親と大学に入ったら海外に行かせてもらえるという約束を交わし、武蔵野美術大学に入学しました。
今思えば、本当に行って良かったです。
沢山の出会い、全てにおいて大人への第一歩を踏み出すきっかけになった素晴らしい学生生活でした。
進学を勧めてくれた親には本当に感謝しています。

大学3年を終えて留学の為にフランスに渡りましたが、フランス語もあまり勉強せずに行ったので全くわからず、最初の3ヶ月は必死でした。
でも実際は夜遊びの中から言葉は覚えていった様に思います。
コネもなく今のようにインターネットもない中、新聞ル・フィガロ、ル・モンド等を買い、出版社の電話番号をイエローページから調べ、電話ボックスから出版社へ電話をし、片言のフランス語で「私は日本人です。アーティストです。アポイントを取りたいです」と必死に話しました。
最初にアポイントが取れたル・フィガロで、行った初日に仕事をもらえました。本当にラッキーでした。
今でも最初の仕事だけは鮮明に覚えています。
記事を渡されて、そのイメージの絵を描くようにと言われたのだと思いますが、あまり長くはない文章も必死で辞書をひいて一生懸命意味を理解しようとしました。
「スーパーマーケットで初めてバイクが売り出された」という内容だと想像半分の自己翻訳をし、作品を仕上げたのを思い出します。

今の様に日本人だからと注目される時代ではなく、毎日が戦いの日々でした。
自分が経験もなく、殆ど白紙の様な初期の頃は、ある意味今より捨てる物もなく怖いものなしで突き進んで行けた様に思います。
これからもずっと一生、夢を見続けて、子供の様に前進して行けたらと思っています。
悩んでばかりいるくらいなら、その前に何か行動したほうがいいと思います。停滞していても解決策は見つかりません。

僕は、石橋を叩いて渡るタイプではありません。
叩いて壊れたら、川に落ちて泳いで、また橋まで這い上がってきて、再度渡り直したらいいと思っています。

そんな事が言えるのも、人に恵まれて人に助けられて今の自分があるという確固たる事実が、そこにあるからです。ありがたい事です。
これからも日本人としてのアイデンティティを大切に、そしていつまでも子ども心を忘れない自分であり続けたいと思います。

◆オフィシャルホームページ
http://www.shinsuke-kawahara.com/

◆河原シンスケ個展『ボンジュール!パリラパン&ネコジャン』
2016年3月に配信が予定されている、河原シンスケ氏のLINEスタンプの発売を記念した個展を開催。
場所は「新丸の内ビルディング」7階、丸の内ハウス。
新しいキャラクター、ウサギの“パリラパン”と、ネコの“ネコジャン”が楽しくバカンスするスタンプ原画の展示の他、3メートルの巨大“パリラパン”バルーンもお出迎え。
○期間:2016年3月28日(月)~2016年4月3日(日)
○場所:丸の内ハウス(新丸の内ビルディング7階)
○住所:東京都千代田区丸の内1-5-1 新丸ビル 7F
○営業時間:平日 11:00 ~翌4:00 / 日・祝・連休最終日 11:00 ~ 23:00

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