今でこそキャリア・ウーマンなどという言葉もあるが、本日のスゴい人が大学を卒業した頃は、まだ大卒女性を採用するところはほとんどなかった。
そんな中、男性ばかりの新聞業界へ。
朝日新聞社へ入社後「週刊朝日」編集部に所属。
1980~82年には朝日新聞ニューヨーク特派員として活躍、82年、国際報道に貢献したジャーナリストに与えられる「ボーン・上田国際記者賞」を、女性として初めて受賞。
87年には日本翻訳出版文化賞受賞。
87~88年ハーバード大学ニーマン特別研究員を経て90~92年「朝日ジャーナル」編集長を務めた。
94年の退社後は、フリーのジャーナリスト、医療法人社団理事、福島県男女共生センター館長、一部上場企業の社外取締役ほか20を超える役職を兼務し、現在は、両親の故郷福島県に「生きるとは何か」を学び合う「下村満子の生き方塾」を主宰。
最近同志と作ったインターネットテレビ「デモクラTV」で「下村満子のテレビ生き方塾 文句あっか!」の番組を持っている。
自らの夢に向かって道を切り拓いてきたスゴい人の教える生き方とは?
さあ・・・ジャーナリスト 下村満子様の登場です!
「心の再生」
私は6歳の時に、満州(現中国東北部)の新京(現長春)で敗戦を迎えました。
毎日家に銃弾が打ち込まれ、逃げ惑う中、一時両親とはぐれ、中国残留孤児になりかかりました。
今思い返せばよく生きて日本に帰ったな、と思います。
私はあの時、6歳で一度死んだと思っているからこそ、「生きること」について深く考えるようになったのだと思います。
日本に帰ってきて敗戦のショックから父が始めた禅の影響を受け、小学生の時から坐禅をする事が日常になりました。
坐禅は、心や頭を“無”にし、平安にする訓練ですから、心がまっすぐに素直になり、集中力が増すので、つまらぬ雑念に惑わされず何事も一心不乱にやるようになり、勉強も試験も何事も何故かスイスイいき、宇宙からのメッセージを受け取る事ができるのです。
おかげで、失敗して落ち込んでも立ち直りが早く、自然にポジティブに物事を考えられるようになりました。
戦後日本は物質的に豊かになった反面、「日本人の心」は劣化し、貧しくなってしまいました。
自由とは、本来義務を果たした上で手にするものなのに、悪い事は親や学校や社会のせいにして自分勝手な自由や権利ばかりを主張している今の日本人。
「生きるとはどういうことか」
「人間として正しいことは何か」
という一番原点の問題を誰も教えなくなってしまったから、一時的な損か得かばかりを追うようになってしまったんですね。
だけど、人生の決算書は死ぬときに出るのです。
死ぬときに「ああ、幸せな人生だったなぁ」と思える生き方をすること。
幸せって、お金持ちになったり有名になったりすることではないのです。
人間は、人に喜んでいただける事をすると嬉しい生き物なのです。
利他、ですね。
それが人間の本質なのです。
そう言う本質に沿って愚直に、一生懸命生きるのが一番幸せな生き方ですから、まずは人のためになる事をすると、自分も幸せになれるのです。
まさに、「情けは人のためならず」ですね。
私は、父から教わった禅を通して、また松下幸之助さんや稲盛和夫さんなど大先輩方からも、こうした考え方、生き方を学ばせていただきました。
その頂いたご恩を天にお返ししようと思って始めたのが「下村満子の生き方塾」です。
日本を再生するには日本人の「心の再生」が必要不可欠だと考え、私の先祖の家が福島にあるので、震災の1年前から「福島から全国、全世界に発信」と大風呂敷で準備していたところ、あの大震災と原発事故です。
諦めかけましたが、めげずにはじめ、2年半になります。
寺子屋のようなイメージで始めましたが、今は15歳から81歳まで120人もの人が集まり、毎月一回勉強会をしています。
稲盛和夫さんや岩下志麻さん、村上和雄さん、森英恵さんなど、約200名近い素晴らしい方々が応援団になって下さり、毎回応援団の方による「生き方」の講義もあります。
「生きる」ということは、まずは「自分の足で立つ」こと。
私に出来ることは、「心の再生」のための1粒の種を植えるだけ、育てるのは自分自身です。
私は自分の生き方について語りますが、私の真似をする必要はありません。
一人一人が世界でたったひとつだけの花を咲かせればいいのです。
◆「下村満子の生き方塾」
http://www.ikikata-jyuku.com/
※PC専用ページとなっております
「命とは何か」「生きるとは何か」
「何のために生きるのか」「いかに生きるべきなのか」
「生きる基軸は何か」「本当の幸せとは何か」
「より良い社会をつくるには、どうすればいいのか」
といったことを、塾長下村満子を中心に自由闊達な議論をしながら、自分と向き合い、自分を発見し、揺るがない自分を作り上げ、それを実践する場となる塾です。
大震災・原発事故後しばらくは、福島市支援の意味もあり、福島で開催していたが、今期からは福島と東京でほぼ交互に、毎月1回土曜日開催。
入塾条件は「人間であること」だけ。
1期1年間のプログラムですが、随時途中入塾も受け付けています。
15歳から82歳の男女、あらゆる職業、立場、環境の方々が各地から集まり、「笑いの絶えない」楽しい塾です。入塾大歓迎。
〔入塾のご案内詳細はこちらから〕
http://www.ikikata-jyuku.com/admission.html
※PC専用ページとなっております
◆デモクラTV
『下村満子のテレビ生き方塾 文句あっか!』
http://dmcr.tv/
◆下村満子 Web Site
http://m-shimomura.com/
※PC専用ページとなっております