【河崎 実】日本のおバカ映画の第一人者のスゴい人!

河崎 実

『地球防衛少女イコちゃん』
『日本以外全部沈没』
『ギララの逆襲/洞爺湖サミット危機一発』
など単なるパロディではなく、“おバカな笑い”と称される過激な演出で熱狂的なファンを多くもつ映画監督が、本日登場のスゴい人。
その卓越した演出は国内外の数々の映画祭に招待され、高い評価を得てきた。
大学時代からこのような作品を30年も作り続けている。
突拍子もない演出を考え続ける一方、なんと自身でプロデューサーも兼任し、その“おバカな笑い”を売りこむという役割までこなすのが、彼のスゴいところである。
さあ・・・映画監督 河崎実様の登場です!

「人を笑わせるのが一番難しい」

幼い頃から特撮映画が好きだった。
最初の転機は、大学時代に映画を初めて作ったこと。
その時は、豆腐が巨大化した“フウト”という特撮キャラの映画を作った。
おバカな題材な一方、小さな範囲でまとまる自主制作映画にはしたくなかったので、作品制作中に手紙を書いて石坂浩二さんなどの大物俳優にナレーションをお願いし、実際に出演いただいたこともあった。
就職活動の時期になり電通やテレビ局を受けることも考えたが、自分のやりたい映像作品をつくりたいと思った。
この時期にバンダイに営業をして、500万円の制作費を確保していた。
しかし実際、企業に新卒社員として入社すると、500万円の制作費を確保するどころか映画制作に時間を割くことも難しいと考え、両親に借金をして、映画制作のために起業するという決断に至った。
思いのほか映画はたくさんの観客に受け入れられ、割と早く借金を返済できた。
これが第二の転機だった。
なぜ自分が特撮でかつ、あり得ない“笑い”にこだわるかと言うと、笑われるのと、笑わせるのは全く別のことであり、「人を笑わせるということが、一番難しいと思うから」である。
自分はBARも経営しているのだが、よくお客さんに企画している映画の話などをする。
人に口頭で内容を伝えて10秒で笑ってもらえるものでないと、結局は上手くいかないのである。
また、一つの仕事が決定すると、他からきたオファーを断らなければいけない場合が多い。
そこでいかに断った人に対してのフォローができるかどうか。
断った人からもう一度オファーをもらえるように動けるかどうか。
そういった日々の動きが大切だと思う。
自分は、監督もプロデューサーも兼業している。
おバカな作品をつくるのは“バカ”の仕事、けれども、おバカな作品を人にプレゼンすることは、自分を“天才”だと思っていないとできない。
誰も、自信のない人にお金をだそうと思わないから。
バカと天才を両立するのは大変なのです。

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