【古市 佳央】重度の火傷から立ち直り差別と偏見を無くす活動に取り組むスゴい人!

古市 佳央

高校一年生の時、全身の41%に大火傷を負うバイクの事故を起こした。入院期間は3年に渡り、33回もの手術を受けた。その間、苦痛と変わり果てた自分の姿から絶望の淵に幾度となく立たされ、自殺することを考えたという。
しかし、ある出会いがきっかけで自分の価値観が180度変わり、生きる希望を見出した。その出会いから得た気付きとは?
さあ・・・オープンハートの会 会長、有限会社ウィング取締役社長、古市佳央様の登場です!

「過去があるから今がある」

16歳の時に、バイクで事故をして体の41%に火傷を負いました。意識が戻ったのは病院のベッドの上。全身包帯で包まれてまるでミイラのような状態で、それまでの自分とは全く別人です。激しい痛みが体を蝕み、苦しみと絶望の淵をさまよっていました。「なんで自分だけがこんな目にあうんだ」という考えが頭を支配し、生きる希望も失い、「死にたい」と自然に考えるようになりました。でも体が動かないので、自殺することも出来ません。
隣の入院患者と話すようになり、徐々に打ち解け同じ火傷の苦しみを共有していくうちに、「自分だけじゃないんだな。自分も頑張ろう」と考え方が変わっていきました。
変わり果てた自分を好きだと言って告白してくれた女性がいました。
彼女に、事故をする前のやんちゃだった自分の写真を見せたりしていたのですが、ちっともカッコいいと言ってくれません。それどころか「今のあなただから好きになったのよ」と言ってくれたのです。
これには、脳天をガツンと殴られたような衝撃を受けました。それまでの自分のちっぽけな価値観がガラガラと音を立てて崩れていきました。
自分と違う価値観の人が世の中にいるという事実に救われました。
結局3年間入院して33回の手術を行い、23歳で社会復帰をしました。
事故をしてから全国で講演をする機会があり、心の病や悩みを抱えている多くの方と話をしました。
過去に虐待を受けた経験があったり、職場の人間関係に悩んでいたり・・・。でも、見た目では全くわからなかったのです。
人は見た目では、悩みがあるか無いかは判断できないということに気づきました。
その悩みを吐き出せる場所を作るという目的でオープンハートの会を立ち上げたのです。
私は人と話す時に、相手を受け入れるということを大切にしています。人間は完璧な人などおらず、不完全な存在だからです。
私はバイクで事故を起こしたことを今では全く後悔していません。それは、今の自分が大好きで、幸せだと思っているからです。
事故を起こす前のやんちゃな自分のままだったらどんな人生になっていたんだろうと、事故があったおかげで今の自分があると感謝することができるようになりました。
物事の捉え方一つで世の中の見え方はガラリと変わるということを、多くの人に知って欲しいと思います。

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