35年にわたり数々の大ヒット曲の作詞を手がけるスゴい人!

本日登場するスゴい人は、1982年中森明菜「少女A」のヒットにより作詞活動に専念し、以降郷ひろみ「2億4千万の瞳」、チェッカーズ「涙のリクエスト」など数多くのヒット曲の作詞を35年間手がけてきたスゴい人!

80年代には近藤真彦、シブがき隊、河合奈保子のヒット曲を作詞してアイドルブームの一翼を担い、90年代からは手がけるジャンルは幅広く、坂本龍一、矢沢永吉、SMAP、稲垣潤一、荻野目洋子、森進一、中村雅俊、南佳孝、中西圭三、森口博子、中谷美紀、麻倉未稀など多くの歌手に作詞提供をしている。

さあ…
作詞家
売野雅勇様の登場です!

「Yes!やりましょう」

僕は12歳の頃に詞を書いてギターを弾いていましたが、文章を書くのはすごく苦手でしたし、大学を出てコピーライターになるまでは文章はまったく書けなかったです。
特に職業を決める時に「嫌いな仕事をしたくない!」という意思は固かったですね。
人と交渉するのがすごく苦手でしたので、営業職は向かないと思うと、考えつく職業がすごく少なくなり、ラジオ局で音楽ディレクターをしようと思って試験を受けました。
しかし最終面接で「君は音楽ディレクターになりたいと言っているけれど、ノリがいいので営業に向いているよ!営業なら採用だ」と言われましたが頑なに拒み、結局広告代理店が1社だけ受かりました。
結婚を機にフリーになり、友人から「ファッション誌を作るので一緒にやらないか」と誘われ、面白そうだったので「やるよ!」と即答しました。
ファッション誌を辞めた頃に、ちょうど「作詞の仕事をしないか」と電話をいただき、「やりますか」と言われ、「はい、やります」と即答しました。
僕はノリがいいので、誘われるとほとんど「イエス、やりましょう!」と答えます。

起こってもいない未来のことを、始まる前からありもしない心配や不平不満を言ったり、怖がったり、愚痴を言う人がいますが、可能性を阻害する一番良くないことですね。
わからない未来に文句や愚痴を言う人は、僕の中では失敗する人の条件ですね。

決断は1秒!即答できることが成功の秘訣だと思います。
僕の人生は即答1秒ですべてが始まっていると思います。

様々なジャンルの歌手の方々から作詞を頼まれますが、お断りせずに相手の希望を叶えるように心がけます。
歌う人がなんと言えばカッコいいのかを考えて、作詞をさせて頂いています。
「よくそんなにたくさんの詞を書けますね」と言われますが、詞を生み出す為には、旅行に行ったり本を読んだり、映画もたくさん観ます。
当たり前のことをして作詞活動を続けていますが、多分“貯める力”が他の人よりあったかもしれませんし、セレンディピティも大切にしてきました。

今年は作詞生活35周年で、今まで作詞した多くの歌手の方々が集まってくださり、作詞活動35周年記念コンサートを8月に行います。
また9月には35年を振り返ってのエッセイ本を出します。
これからは、歌手のプロデュースも始めたいと思っています。

◆売野雅勇作詞活動35周年記念コンサート
Fujiyama Paradaise Tour「天国より野蛮」
〈公演日〉2016年8月25日(木)
〈会場〉中野サンプラザ
〈出演〉麻倉未稀 /稲垣潤一/荻野目洋子/鈴木雅之/DJ OSSHY/中村雅俊/
中西圭三/藤井フミヤ/Max Lux/南佳孝/森口博子/山本達彦 他
(※敬称略・五十音順)

◆エッセイ本・9月発売 ヒット曲誕生秘話と80年代東京風景
 『砂の果実 80s歌謡曲黄金時代 疾走の日々』

◆売野雅勇ホームページ
http://www.divinejpn.com/売野雅勇.html

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