アメリカのプロサッカーリーグで活躍する38歳のプロサッカー選手!

本日登場のスゴい人は、東京ヴェルディ、横浜FC在籍時代にチームキャプテンを務め、
2003~2004年は日本代表にも選抜された。
現在は活躍の拠点をアメリカに移し、38歳の今も現役でプレーを続けている。
彼の“ピンチ”を“チャンス”だと語るそのメンタリティとは?
さあ・・・プロサッカー選手 山田卓也様の登場です!

「“好き”が全てを越える」

大学1年生の頃にJリーグができ、高校まで同じ選抜チームでプレーしていた同年代の仲間の中には高卒でプロになる人もいましたが、僕は大学へ進学しました。
プロになった仲間達は年収数千万という中、僕は時給数百円のアルバイトを続けていました。
もちろん、そのギャップを感じることもありましたが、アルバイトを通じてお金の有難みが分かり、人間的に成長することができたと思っています。
ただ、大学時代には既にプロを意識していたので「大学サッカーだけでは満足しまい」と、普通は試合の前日にはあまりきついトレーニングをしないものなのですが、わざと試合の前日にきついトレーニングを自分に課したりもしていました。
大学を卒業して、日本代表選手が多数所属するヴェルディ川崎に入りました。
周りの選手の技術のあまりの高さに圧倒されましたが、その分、自分が「これだったら負けない」と思えるものを見つけられるようになりました。
プロのプレーヤーにとって一番の挫折は「怪我」や「戦力外通告」かもしれませんが、それも捉え方次第だと僕は思います。
怪我については右足を怪我したら左足を磨くチャンス、全くプレーできないのなら
俯瞰から冷静にサッカーをみて研究するチャンス、といつも改善のチャンスと捉えてきました。
戦力外についても、その度に好きなサッカーで新しい土地に行けるチャンスかもしれないと考えています。
過去にも、大阪、九州などでそれぞれ良い経験もでき、掛け替えのない仲間にも出会えました。
今はアメリカのチームに所属していますが、語学もあまり堪能でないままトライアウトを受けてなんとか合格し、入団当初はサッカーだけでコミュニケーションをとっていました。
好きだけで続けてきたものが、国外でも通用する嬉しさを知り、これも僕にとっての大きなチャンス、チャレンジとなりました。
プロでプレーするのは、自分がいくら「やりたい」と思っても体を壊してしまったり、所属するチームが無ければ続けることはできません。
今38歳で、周りの同年代の選手は、プレーを続けたくても続けられなったり病気や事故で亡くなった仲間もいます。
思いを託された訳ではありませんが、プレーできる限りこんなに楽しく魅力的で世界の人々と繋がれるサッカーを自分から辞めることはありません。
Life is short !!
Time is money !!
だから、今この時を目一杯楽しんでいこうといつも考え行動しています。

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