NPO法人"地球の土を救う会"の活動を知ってますか?土がくたびれ、農作物が出来ないという"連作障害"の問題に取り組んでおり、化学肥料を一切使わない土壌活性剤(=ムクダイ)の独自開発において世界の注目を集める技術を研究している。
ちなみに、伊勢神宮に奉納されるお米はこの農法で作られ、まさに神様に奉納されるお米を支える技術です!今日は、そんな活動に人生をかけている代表理事が登場です!
さあ・・・椋代譲示様の登場です!
「真実を貫き通す」
戦後間もない頃、全国作文コンクールで1位になり、作家を夢見て大学も文学部へ進学。川端康成先生に
自分の作品を見てもらうと「文才が無い!君は心が綺麗過ぎて現実のものを書けない」と言われ凄くショックでしたが、若いうちに方針展開をした方が良いと思い道を切り替えました。
親戚の立木博士という物理学者の話を聞いて惹かれ大学卒業後博士の元へ行きました。博士達は『資源が無い日本には技術がある』と提唱し、水素燃料の研究資金を作るために戦後の復興に真剣に取り組んでいました。昭和40年に入り、農業では"連作障害"が問題になっていました。そこで、農薬や化学肥料を一切使わず土を自然の土に戻すケイ素化学を開発。しかし、薬品で作物を作る方向に転換し始めた時期だったで、段々資金が無くなり、チームは解散。
その後、国会の連作障害対策小委員会から協力してほしいと言われましたが既にケイ素化学は手元に残っていませんでした。立木博士の遺言に『ケイ素化学は日本の宝になる。絶対に必要になるから残してくれ』
とありました。『科学的にはわからないが作る過程は私しか知らない。』と思い、家や財産を全て売ったお金で特殊プラントを作り、3年後にやっと成功。
農家の人には好評でしたが、農協が作物を買い取らないという事態になり、営業は100戦100敗でした。
また、どん底です。そしたらトコトン戦ってやろう!と腹が据わりました。
長く続く借金地獄、税金さえ払えない。大手から化学肥料と併用するなら販売するという話も沢山ありましたが日本の土を良くするという信念を貫き、貧乏になっても一切妥協しませんでした。
平成7年頃から農家は化学肥料を推奨する農協から搾取されすぎて農協離れが始まり、完全無農薬農家も増えてきました。土が良ければ作物は自らの力で育つのです。
信念を貫き通してきた今、タイ王室から依頼を受け、タイ全土の土を蘇らせるプロジェクトに参加しています。また、土壌基準が厳しいEUでも認められ、ドイツのゴルフ場でも採用されることになりました。
就農1年でも20年でも変わらず同じ作物が作れる土が本物の自然の土なのです。
今は信念を曲げずに来て良かったと思います。
これからも、日本の土を再生していきますよ。