マジックに笑いをふんだんに取り入れた「笑魔術」で世界を魅了するスゴい人!

料理人の仕事を捨て、プロのマジシャンに

人のまねではいけない…「笑魔術」の誕生

海外で演じる「笑魔術」

本日登場するスゴい人は、プロマジシャンとして活躍するスゴい人!
マジックに笑いをふんだんに取り入れた独自の「笑魔術」で人々を魅了し続けている。
マジックの殿堂と呼ばれるアメリカの「マジックキャッスル」にも出演した経歴を持つ。
またその演出力を活かし、お笑いのステージプロデュースや、アイドルのステージプロデュースも手掛け、幅広く活躍している。
「笑魔術」はどのようにして生まれたのか?
そして、彼が長年活躍し続ける秘訣とは?

さあ…
笑魔術師
ハマック 柳田様の登場です!

子どもの頃からムードメーカー

子どもの頃はムードメーカーで、その頃から人を楽しませていました。
中学卒業後、調理師学校に通って料理人になったんです。
地元の青森で12年くらい、料理の世界で働きました。
最初は青森でも1、2を争う割烹料理のお店で8年ほど働きまして、その後結婚式場で4年働きました。
マジックとの出会いは20歳くらい。
人を楽しませることが好きで、Mr.マリックさんがテレビでブームになった時にはまり、趣味として始めました。
その頃から料理人の仕事の傍ら、マジックをやったり、町に出て色々な人を出演者としてスカウトして、自分が主催で青森市内でイベントを毎月企画していたんです。
それが結婚式場の社長に知られて、「すごいのをやっているらしいじゃないか」と言われ、
「今度うちでやってみろ」と。
まずは社員旅行の時にマジックを披露すると、みんながスタンディングオベーション。
今度は会場でやってみろと社長に言われてやると、大盛り上がり。
続けるうちに仕事の依頼が続々と来て、「料理をやっていられないな」と思い始めました。

料理人の仕事を捨て、プロのマジシャンに

ある時、青森でパフォーマンスコンテストがあり、出場して準グランプリを獲りました。
その後ショーパブに入って、結婚式場で働きながら、週1日だけ仕事の後にショーパブでマジックショーをやるようになりました。
そのうちに「マジックでやっていけるんじゃないか、やりたい!」と思い、料理を捨ててマジックに専念したんです。

人のまねではいけない…「笑魔術」の誕生

東京に行かないとだめだと思い、東京に出てきてまず銀座にあるキャバレーに入りました。
パフォーマンスが好評で仕事の依頼が来るようになり、その店の系列8店舗のトップを集めたパーティーで演じて、それも好評。
店舗を回るようになり、そこで技を磨き、企業からもパフォーマンス依頼を受けるようになりました。
最初はマリックさんの真似事をやっていたのですが、しばらくやるうちに「真似事ではよくない、自分のキャラを出さないといけない」と思い、笑いを取り入れることを考えました。
それで今は、マジックに笑いをふんだんに取り入れた「笑魔術」になっているんです。

パフォーマンスで人気が出るものの…

その後、あるお店にスカウトされて、「将来何になりたいんですか」と聞かれて「ショーパブやマジックバーとかやりたいです」と言ったら、うちでボーイの勉強をしませんか?と。
1年間マジックをやらずにボーイの勉強をしたら、ショーパブをやる事になったんですよ。
クラブとショーパブをドッキングさせたような店を都内にオープンして、2年ほどやっていたのですが、クラブ側の店長とぶつかって上手くいかなくなって、ショーパブは閉店。
しばらくして、ウェイトレスの人が良い情報を持ってきました。
「ディズニーリゾートにマジックショーレストランがオープンするみたいだよ。オーディションに行ってみたら」と言われて受けると合格。
オープニングメンバーとして働き始めました。
オープン当時は長蛇の列ができ、並んでいるお客様にマジックを見せたり、客席でテーブルマジックを見せたりしていましたが、お店が2年もたなかったんです。
仕事が減り、このままではいられないと、自分で宣伝をかけ始めました。
TBSの「USO!?ジャパン」に出ると、続々と出演オファーがきて、30本以上出演し、全国ネットに出たことで全国から依頼がきました。
あの頃は面白かったですね。
次から次へと仕事の依頼が来るから嬉しくて、町を歩いていても声をかけられたり、握手を求められたり。
ただ、テレビの露出が減ると仕事の数も少なくなってきました。

念願のハリウッドデビュー

2012年3月には念願だったハリウッドデビューをしました。
マジシャンの殿堂、マジックキャッスルで、日本人メンバーとしてデビューしたんです。
何とそこで、日本人初のスタンディングオベーションをもらったんです。
これはもう、色々な人に自慢できることですね。
そうしたらアメリカのテレビ番組から出演オファーが来て、みんな喜んでいたのですが、次の日になったらNGになってしまった。
ビザの問題で働けなかったんです。

海外で演じる「笑魔術」

つらい、大変だと思うことはほとんど無いのですが、アメリカでのショータイム中にセクハラ問題が起こっちゃったんです。
女性のお客さんをステージに上げて、私の体をロープがすり抜けると、ロープにパンツがついて出てくるというもので。
重大な問題にはならなかったんですが、セクハラの疑惑がかかってしまいました。
現地の代理店の人から「面白いからやってくれ」と言われて、良いと思ってやったんですが、国が違うと勝手が違うことを実感しました。
自分のショーを観るお客さんには必ず3つのお願いをします。
1つ目はお客様参加型
2つ目は空気を読まなければなりません
3つ目はリアクションが大事です
といつも言うんですが、「空気を読む」というのは英語には無い表現なので困りましたね。
マジックの中でも、日本で笑いが起きる言葉を、英語でどう表現するかはよく考えました。
ネタも、アメリカでウケるように色々と工夫しましたね。

お客様あってのエンターテイメント

日頃心がけていることは、常に笑顔を振りまくこと。
会う人を常に明るくしようと思っています。
また、絶対に夢は諦めないこと。
途中で挫折してしまう人もいるけれど、夢があるなら、何が何でもやってやるという意気込みでやること。
私もまだまだ若者に負けていられないという気持ちでやっています。
私くらいの年齢になるとマジックの仕事が減り、マジックショップをしたり、マジック教室をする人が多いんですが、自分はまだまだショーに出ていたいですね。
その為に自分で宣伝もします。
そのために、忘年会新年会シーズンの前にインターネットで全国のイベント会社に自分を売り込むメールを送るんです。
また、私はよくイベントを企画するのですが、そのご案内は決して一斉配信にはしません。
それで常に満席にしてきました。
また、来ていただいたお客様には必ずご挨拶してまわります。
私たちエンターテイナーはお客様あっての仕事ですからね。
来てもらったら、何とか楽しんで喜んで帰っていただくように考えるんです。
一回楽しくなかったら、二度と来ていただけませんから。

ステージに立ち続けたい

今後はやっぱりアメリカに渡りたいと思っています。
また、マジックとは違いますが、山前五十洋監督のホラー映画にも主演し、今年の春に公開になります。
5、6年前からずっと話があり、ついに形になるので公開が楽しみです。
やりたいことは色々ありますが、まだまだステージに立ち続けたいですね。

取材を終えて

明るくて、とっても面白いハマックさん。
お話にもある「常に人を笑顔にする」はまさにその通りで、取材中に私も笑顔にしていただきました。
3時間近くノンストップでお話を聞かせて頂き、「笑魔術」ができるのはハマックさんのこの話術があってこそなんだなと思いました。
ぜひ今度マジックを拝見したいです。
ありがとうございました。

プロフィール

ハマック 柳田(はまっく・やなぎだ) 笑魔術師

マジックに笑いをコラボした新ジャンルの「笑魔術」を確立!
他にはないユニークなキャラクターでTVで話題になる。
イベントのMC、映画にも進出!
さらにお笑い芸人や様々なエンタメにプロデュースも!
そして現在笑魔術エンターテイメントとして全国で活躍中!!

◆笑魔術師 ハマック柳田Official Site http://www.hamack.net/
◆Twitter https://twitter.com/hamack809

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