余命1年を告げられたシンガー
“命を賭けて挑んだLast Live”
2009年6月に余命1年の宣告が、彼女に下された。
2010年7月、余命の日。
2010年6月3日を超えた今日。
未来を描き、新しい彼女へと進んでいる。
今日があり、明日が来て、また明日が来る。
当たり前!?
違うだろう。
私たちに今日が、明日が用意されているのは決して当たり前のことではない。
命のある限り、歌を通じて生きてきた証を残し続けたい。
日刊スゴい人!は余命1年のシンガー小林由佳さんを応援します!!
届け、魂の歌よ! さあ、余命1年のシンガー小林由佳様の登場です!

「ALIVE」
宣告された余命を超え、私は、生きていた。
ラストライブをやろうと決めた人生最後のライブ。
歌えない自分は自分じゃない。歌えないなら、死んでも構わない。
誰かが言ってくれた「がんばれ」って「奇跡を起こせる」と信じてくれた。「生きて」って祈ってくれた。病気の人が私の人生に自分自身の人生を重ねてくれた。
大切な方をなくした人が私の人生に気持ちを重ねてくれた。その時私は気がついた。
「ラストライブ」にしちゃいけないんだって。私だからこそ、伝えられる歌がある。
応援されるだけじゃなくて誰かを応援したい。守られるだけじゃなく誰かを守りたい。
たとえ格好悪くても「生きること」にしがみついていたい。生きていれば生きている時間だけ「ありがとう」があふれてくる。「ありがとう」がたまって言い切れなくなる前に伝えようと思う。
出会えたすべての人に伝えたい。
厳しい言葉もあったし、反発もしたりしたけれど。
今は心からの「ありがとう」を届けたい。
誰か一人でも欠けていたら今の幸せな自分はいない。
余命宣告。実際にその日に死ぬかなんて誰もわからない。でも、本当に余命1年の時ってそれだけの体調の悪さがあり好きな事が出来ないんだ。今出来るなら好きな事をやって欲しい。仕事などそれぞれの制限はある中で好きな事をやる事が基本的な生き方だと思う。
だから今は余命宣告が怖くなくなったし、普通に生きている事と同じ事だと思えるようになりました。
お陰様でライブも無事に終了し、心を伝えるアーティストの1歩を踏み出しました。
まだまだだけど、まだまだだから、いっぱい成長できる。
本気の願いはきっと叶う。

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