シリアルのパイオニア“ケロッグ社”。
1906年よりシリアルを製造・販売しており、100年以上もの長い間、180カ国以上の食卓で愛され続けている。
米国ケロッグ社の100%出資で1962年に設立された日本ケロッグ合同会社の代表を務めるスゴい人が本日登場する!
彼女は大学卒業後、P&Gに入社。
その後、MHDディアジオ・モエ・ヘネシー株式会社、キャドバリー・ジャパン・株式会社(後・日本クラフトフーズ株式会社/現・モンデリーズ・ジャパン株式会社)と、外資系企業で実績を上げ、日本ケロッグ合同会社の代表に就任。
外資系企業で活躍を続ける女性社長が仕事をする上で大切にしている事とは?
さあ・・・日本ケロッグ合同会社 代表職務執行者社長 井上ゆかり様の登場です!
「結果を出す」
中学、高校は女子校で自由活発に過ごし生徒会長をしていましたが、英語については中学3年まではコンプレックスを持っていました(笑)
大学では、落語研究会に入ってお三味線も習っていました。
卒業後は管理職につきたいと思っていましたので、金融ゼミに入って日本企業への就職を目指していました。
しかし就職活動では、男子には山ほど企業から募集の葉書が届くのに私には1通も来ない。
ゼミの先生に相談すると、当時、既に男女が同等に活躍していた外資を薦められました。
英語が得意なわけでもなく留学をしたことも無かった私ですが、運よくP&Gに入社が決まりました。
レポート1枚を書くのに何十回も直され。
最初の5年間は終電まで仕事をする日が続きました。
本当に苦しかったですが、今から思うとあの当時がありがたかったです。
10年が経ち、昇進してアメリカの本社へ異動になりました。
しかしアメリカでは、思うように英語は通じませんでした。
また、人を動かすのにとても苦労しました。
縦の関係が明確な場面では上司としてのPower(力)が有効です。
しかし、色々な意見を取り入れて戦略を立てる仕事では、Influence(影響を与える)能力が必要になってきます。
これが、物凄く難しかったです。
私は「何故これをしなければならないか」の意識付けが上手くできていなかったのです。
上司がつけてくれたコーチからの指導を受けて、皆をまとめられるようになりました。
この時コーチングを受けていなかったら、今の仕事は出来ていなかったと思いますね。
仕事をする上で大事にしてきたのは、与えられた一つ一つのプロジェクトで結果を出す事。
上司や周りの人の期待値は必ず満たす事。
仕事は、自分ができていると思っていても何の意味も無くて、成果を待っている人たちが「良い仕事したね」と言ってくれて仕事をしたことになると思うんです。
自分が出したアウトプットを他人様がどう評価して下さるかを謙虚に受け止めて、一回一回努力して結果を積み重ねる事が大事なんです。
今回新たにチャレンジする日本ケロッグはシリアルのパイオニアですが、実は私は、ほとんどシリアルを食べたことがありませんでした。
ところが、いざ食べてみたら美味しくて栄養もたっぷりでまさに「再発見」でした。
シリアルはお子さんや若い人の食べ物だと思われますが、もっと幅広い年齢層の方々にも食べて頂きたいです。
ケロッグのシリアルは、100年続く健康食です。
現代人に不足しがちな食物繊維が補える商品も数多くあります。
コレステロールゼロで、栄養価の高いシリアルの素晴らしさを皆さんに伝えていきたいです。