風船で世界の子供達を笑顔にするスゴい人!▶キャサリン様 DAY1

生まれた時からピエロで風船のほしに住んでいる。

地球にやって来る時にはバルーンバイクに乗って日本各地や海外の子供達を笑顔にしてきたキャサリンさんにお話を伺いました。

  地球に愛を  

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祝!全国大会「ツイスターズ 2022 in オンライン(福岡)」で優勝!

編集部(以下編):昨年は全国大会優勝おめでとうございました。

キャサリン(以下キャ):ありがとうございます。パフォーマンス部門で一位をいただきました。

 

編:コロナ禍ともあって、大会はオンラインでの開催だったんですよね?

キャ: はい、ノーカットで撮影した1 0分間のバルーンショーの動画を審査。というものでした。10 分の動画って結構長いんですが、企画・構成・撮影・編集もすべて自分1人でやったので本当に大変でした。

 

編:パフォーマンスですからある程度の広さも必要ですよね。

キャ:そうなんです。部屋で撮影というわけにもいかず、知人の整骨院の営業時間終了後に場所を借りて撮影しました。風船や撮影機材を運び込むことから始め。撮影した後に動画を確認すると、端に立ちすぎて体が切れていたり、風船が正面を向いていなかったりなど、1人で撮影するのが本当に 大変で、何度も何度もやり直して1日目は朝まで撮影。それでも納得がいかず次の日も撮影。合計で20時間程かかりました。

アイコンとなっている実物大のピンクのバイク

編:実物大のバイクを創るきっかけは何でしょうか

キャ:バイクメーカーさんのイベントで、担当の方に「何か面白いアイデアってありますか?」と、相談されたんです。それまではパフォーマンスが中心で、オブジェって要領も違うし、 作れる保証なんて全くなかったのに「実物大のバイクを作ってフォトスポットにしたらいいんじゃないですか?」と、軽く提案をしたら、その企画が通ってしまったんです。正直、 焦りました(笑)

編:ある意味偶然の産物なんですね。

キャ:そうです。でも、シートとハンドルの高さ、タイヤの大きさなどは教えてもらいましたが、知識がないので、エンジン部分やバイクの構造が全く分からず、停めているバイクを写真で撮らせてもらったり、ショールームに行って様々なバイクを見て研究しました。どのパーツがどこにあればバイクに見えるか。というデザインを起こすのがとても難しかったですね。

 

編:作り始めるまでに相当な準備がかかるんですね。

キャ:作るからにはちゃんとした作品を完成させたい。と、いう思いがありますからね。全体の形や大きさなどのデザインが決まってから、試作品が完成するまでに丸 2日かかりました。

 

編:試作に 2 日ですか?

キャ:はい。試作に 2 日かけてから、本番用のバイクに取り掛かります。本番用のバイクは連続 17 時間で制作しました。

 

編:17 時間!でも風船ですから割れたりなどもしますよね?

キャ:そうなんです!!特に黒は割れやすい色で、タイヤの部分は何度も何度も作り直しました。

最後の仕上げで割れたりすると、「あー」ってなりますけど、みんなが喜んでくれることを想像すると頑張れますね。忍耐です!!

最近はオブジェ制作も増えてきた

バルーンアートを使って町おこし

編:コロナを経てバルーンアーティストとしてのお仕事の状況や心境などに変化はありますか?

キャ:昨年は横浜の学生達を巻き込んだ町おこしイベントのバルーン部門で講師と監修をさせてもらいました。この3年、コロナ禍の学校環境においては学園祭が中止になったり、運動会や発表会も制限されたりしてきました。この状況から、子供たちが力を合わせて一緒に何かをするという機会が無くなった。と、保護者の方から声が上がり、地域でバルーンフォトスポットを作ろうとなったそうです。小学生から大学生までの年齢の違う子供達が参加してくれ、つのグループがそれぞれクリスマスとお正月のフォトスポットをデザインから創ることになりました。

 

編:デザインから制作する機会というのはなかなかありませんよね。

キャ:そうですね。本番前に 3 回の研修を行ったんですが、1 回目はデザイン。最初は風船で作れるかどうかは考えず、作りたいデザインを自由に絵で描いてもらうというところから始めました。その描いてもらった絵をもとに、キャサリンが風船で表現した場合のデザイン画を作成し、2回目に、実際に風船を使った実技研修。3回目はデザイン画をもとに、どの種類の何色の風船が何個必要か。割れることも想定して予備はいくつ用意したらいいか。など計算して注文数まで考えてもらいました。

 

編:バルーンアート教育ですね。

キャ:小学校の校長先生からは、いろいろな年齢の子供達が集まって役割分担をしながらお互いに考えていく機会というのは単体の学校ではなかなか経験できないので素晴らしい企画だ。と、おっしゃっていただきました。

ですが、はじめはイベントに参加したい小学生が3人しかいなかったんです。そこで、もっと多くの生徒に参加してもらいたいので、キャサリンさん「総合」という授業で、バルーンの仕事の魅力などを講義してくれませんか?と、校長先生からお話をいただき、講師として90分間の授業をさせていただきました。

話をしていると、子供達が興味津々でだんだんと目が活き活きしてくるのがわかり、とても嬉しかったです。結果、最終的には小学生は15人程参加してくれました。

参加者のこども達と

 

編:これからどんどんニーズがありそうですね

キャ:今、働きたくないから大人になりたくない。と、いう子供たちも多いようですが、こんなに楽しい「仕事」があるんだよ。って知ってもらいたいし、キャサリンはこの風船の仕事が天職で、今が一番楽しいよ!!大人の世界も捨てたもんじゃないよ。って多くの子供たちに伝えたいんです。

 

(DAY2に続く)

 

◆バルーンパフォーマー キャサリン           プロフィール

・バルーンアーティスト

<バルーンショー、風船教室、グリーティング(風船のプレゼント)、会場装飾、フォトスポット、バルーンギフトなど>

公式ホームページ:https://catherine-love-bal.wixsite.com/catherine公式 Instagramhttps://www.instagram.com/catherine.love.balloon/

 

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