発達障がい改善ステップ・トレーニングを普及させているスゴい人!

40歳の決意、社会人で大学受験

知ったからには、伝えなければ!

cocorowaの将来的なビジョン

本日のスゴい人は「すべての子どもたち」の健やかな成長と能力(知能)アップのお手伝い、そして大切な子どもたちを産み育てる女性の「美」と「健全な身体づくり」のサポートをしていくことを目的とするNPO法人の理事長を務めている。
40歳で妊娠出産、育児をしながら仕事をして社会人で大学に再入学、臨床心理学を学ぶ。
そこで食べ物や環境によるアレルギーが人体に影響を及ぼし、脳の代謝異常を引き起こすことが、精神疾患や発達障がいなどの疾患につながっている事を知り、細胞レベルから改善するトレーニング・サポートも行っている。
発達障がいとはADHD、自閉症スペクトラム、アスペルガー症候群など種類・症状はさまざまである。
美意識が高く常に輝いている彼女の、子どもや女性に対する思いはどのようなものなのだろうか?

さあ…
NPO法人cocorowa
理事長 浅井 夕佳里様の登場です!


仕事、結婚、40歳の決意

私は40歳までバリバリ仕事をしていました。
26歳の時に結婚しましたが、転勤が多い夫についてはいかず、お互いに好きに仕事しましょう!と離れた形の結婚生活を送っていました。
私も仕事をしていたので、転勤についていくと新たな土地でゼロからやり直さなければいけないと思ったのです。
40歳の時に、ちょっと待って!?このまま子どもがいない生活は歳をとった時に後悔するんじゃないか?と急に思ったんです。
後悔するのであれば動いてみよう。まだ間に合うかもしれない!と思って、会社近くの不妊治療もやっている産婦人科に行きました。
過去10年くらい自分の体調管理のために毎日基礎体温をつけていたので、それも病院に提出したり、細胞の検査をしたりしていたら、病院に行ってからすぐに自然妊娠したんです。
その時はうまく育たず流産してしまいましたが、次の妊娠しても良い周期で再び自然妊娠しました。
予定日より1週間早く、さらに出産まで2時間の安産でした。
40歳という歳は転換期・考える時期であることを、心理学者のユングも提唱しているんです。
私がまさにそうでした。
人生を一日の太陽の運行になぞらえて考えると、40歳くらいはちょうど「人生の正午」
後半の人生はそれまでと違った人生を歩むことになるので、考えたり、変えようと思ったり、変わったりする人が多いみたいです。

出産育児、仕事復帰、社会人で大学受験

1月に子どもが生まれ、4月に仕事復帰しました。
でも、小さい子がいると仕事はとても大変でした。
子どもが3歳になった時、私は43歳。
当時、管理職で比較的思い通りに時間が使えたことと、この会社にずっといるわけではないし、専門的なことを勉強したいと思い、社会人で大学受験をしました。
もともと、35歳くらいの時に色に興味を持ち、子どものアートセラピーの勉強もしていたんです。
子どもが描いた絵を通じてその子の心理状態は手に取るようにわかるんです。
それと、私の周りにカウンセリングをしている友達が何人かいたのがきっかけで、理論的に心理学を勉強してみたいと思い、臨床心理学を勉強し始めることにしました。
その頃の生活は、朝、子どもの夕食を作り置きし、7時に子どもを保育園に預け、田町の会社に出勤。17時30分に仕事を終えて、18時から21時まで大学の授業。
子どもはベビーシッターさんに22時まで見てもらっていました。
五反田の立正大学に通っていたので会社から近く、昼間の授業を受講したい時には、仕事を抜けて行ったり。大学には4年間通いました。

大学で学んだこと、そして実践

大学では臨床心理学、発達心理学、教育心理学等を学びました。
アセスメントという心理状態をはかるテストやI.Qのテスト(=知能テスト)を通じて、どのようなステップを踏めば知能が上がっていくかを知りました。
学んだ知識を娘で実践し、小学校受験をさせ、塾にも通わせましたが合格しました。
知能というのは、あがるアプローチの仕方があります。
それは発達障がいの子どもたちにも効果があるんです!
練習すると作業能率があがるし、ワーキングメモリーに記憶させるトレーニングもできます。
そして、大学3年生でゼミを選ぶときに、アメリカ生活が長く、発達障がいに興味を持たれていた先生のゼミ選びました。
その先生のゼミでは、アメリカの環境医学の講義があり、子どもたちの行動の変化を起こすアレルギーの原因を突き止め、それを誘発中和療法という療法で治していくことを知りました。
その原因の中には環境や建材などの化学物質だけではなく、食べ物が原因というものもあることも学びました。

大学卒業後

大学を卒業する時、もう田町の会社を辞めていましたが、4年間大学で勉強したことはどこかで繋がればいいと思い、過去に関わりがあった知人に呼ばれてコンサルティング業に戻りました。
その間に、また別の知人からの依頼で、何社か掛け持ちでカウンセリングの仕事もしていました。
そして今から7〜8年前、自閉症・発達障がいの子どもたちを改善する協会を立ち上げようという方から呼ばれて仕事をするようになり、述べ数でひと月に80件くらいカウンセリングをしました。
何年か続けていたので結構な事例を持てたことや、その協会は自分の方針と少し違っていたこともあり、自分で協会を作ろうと思い始めました。

NPO法人を作る

たまたま仕事で関わっていた女性から「女性の環境や生活のサポートをするNPOを作りたい」とお誘いを受けたので、じゃあ一緒にやりましょう!とNPO法人を作ることになりました。
本当は若い女性に対して、環境について・子どもを産む前にした方がいいこと…を普及したいのですが、若い女性はそれに興味がないんですよね。
だから、まず最初に、障がいを持った子どもたちとお母さんを救おうということで、発達障がいの子どもたち用のトレーニング・プログラムを打ち出し、メインでやっていくことになりました。
そしてついに、2015年の9月にNPO法人の認可がおりました。

知ったからには、伝えなければ!

よく、自分の子どもが発達障がいではないのに、なぜカウンセリングやトレーニングをするようになったのか?と聞かれますが、大学の教授が「化学物質や食べ物でこういう障がいが起きてしまうことがあるんだよ」と教えてくれたのに、それを知って黙っていていいのか?と自問自答したのが始まりです。
私が動くことで救える子が一人でもいるのなら動くべきだ!と思ったからです。
私はレッスン、トレーニング、カウンセリング、食事など、あらゆる方面から子どもやお母さんを助け、生活環境も整える指導を行います。
伝えられるのは身近な人だけかもしれませんが、知ったからには伝えなければいけない!と思ったのです。

cocorowaの将来的なビジョン

過去には、障がいがあった子どもが普通に生活できるようになった事例も数多くあります。
能力開発親子ツアーを行っていますが、ツアー中にどんどん表情が変わっていき、症状が改善している事例をたくさん見てきました。
私一人ではやれる事が限られてしまうので、レッスンやトレーニング、講演をできる指導者を増やしていきたいと思っています。
そうすることで、もっともっと救える子どもたちが多くなります。
本も出版させていただいたので、たくさんの方に改善法を知っていただく機会も増えてきました。
今は指導者の育成や、それをやりたいと思うお母さんたちの勉強会も開いています。
発達障がいはトレーニング次第で改善する場合が多いのです。
今後もすべての子どもと女性の未来のために活動をしていきます!

取材を終えて・・・

発達障がいが食とトレーニングで改善されてゆくものだとは知りませんでした。
実際に浅井さんの所に通われ、友達と交われなかったお子様が今では友達を作って一緒に遊びに出るぐらい改善されたそうです。
日本は発達障がいの子どもたちが増えているといいますが、食の改善とトレーニングによって少しでも改善される子どもたちが増えることを願っています。
ちなみに浅井さんの所ではlgG検査という食物を摂取してから7〜10日後に反応が出るアレルギー検査を行っています。
この検査で知らぬうちに慢性疾患の原因になっている食物を知ることが出来ます。


プロフィール

浅井 夕佳里(あさい・ゆかり)
NPO法人 子どもと女性の身体と心を育てる「心和-cocorowa-」理事長
1958年名古屋生。
2006年立正大学心理学部臨床心理学科卒、一女の母。
会社勤めを経て、2001年~2006年立正大学心理学部臨床心理学科にて特に臨床心理学・発達心理学・選択理論・現実療法・カウンセリング手法等を学ぶ。
2010年から、発達障がいの方を対象にした個々の事情に合わせたトレーニング、ご家族へのカウンセリングおよびサポート、能力開発、ご家庭の環境・食事改善指導を行っており、対応件数は5000件を超える。
併せて、定型発達の子どもの知能指数UPのための手法について、独自に開発を行い、小学校受験ができるまでの子どものための能力開発に携わる。
これまでの活動実績からNPO法人を設立し、障がいがある無しに関わらず全ての子どもたちの本当の意味での教育と身体づくり教育指導及びサポート活動を行っている。

[所属団体] 日本心理学会 認定心理士、日本カウンセリング学会、日本臨床環境医学会、日本自閉症スペクトラム学会、日本健康医療学会

◆NPO法人 子どもと女性の身体と心を育てる「心和-cocorowa-」HP
http://npococorowa.org/index.html
◆『ママと子どもで一緒にはじめる「発達障がい“改善”ステップ」』(メディアソフト刊)
【公開悩み相談会】
公益社団法人日本駆け込み寺 代表理事の玄秀盛氏を迎えて、心和理事長 浅井夕佳里との
女性限定ジョイント「公開悩み相談会」を開催致します。
1.2017年6月3日(土 13:00〜15:00(女性限定
2.2017年7月12日(水 10:30〜12:30
3.2017年8月6日(日 10:30〜12:30
定員:30人
参加費:3,000円(先着20人までは無料)
詳細はこちらへ
http://npococorowa.org/

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