本日登場するスゴい人は、数々の映画・連続ドラマの音楽を手掛けるスゴい人!
テレビドラマ『ブラックジャックによろしく』『逃亡者 RUNAWAY』では、「ザテレビジョン」ドラマアカデミー賞音楽賞を受賞。
映画『20世紀少年』シリーズ、『はやぶさ/HAYABUSA』、『エイトレンジャー』のほか、ラジオドラマや舞台、ミュージカル、アニメ、ゲームなどにも多数楽曲を提供している。
長年にわたり活躍を続けるスゴい人は、どのようにして名曲を生み出し続けているのだろうか。
さあ…
作曲家
長谷部徹様の登場です!
「自分の好きなことが一番!」
小さい頃から図画や工作は大好きでした。小学校1年から中学3年までピアノを習いましたが、音楽を職業にしようとは思っていませんでした。
一橋大学の経済学部でマルクスやフロイトに出会い、東大大学院医学系研究科(精神衛生学専攻)に進学。
大学院では実習や病院勤務などに時間を取られ、読書やものを考える時間が足りず、修士課程修了時点では学問への情熱が少し冷めていました。
博士課程の入試に失敗し、一度は留学を考えて準備しましたが、ふと以前から好きだった音楽を勉強したくなり、ジャズ学校に入学。
腕一本でどこでも生きられるスタジオミュージシャンに憧れていました。専攻楽器はベースでした。
唐突な進路変更でしたが、両親はいつも好きなことをさせてくれました。感謝です。
ジャズ学校の友達とバンドを作り、コンテストに出場して優勝。そのおかげで特待生(授業料が全部タダ)になり、アレンジ科も受講してみました。
小六禮次郎という著名な作編曲家が先生で、毎週出される宿題の提出についていけず一人辞め、二人辞め、半分になり…最後に残ったのは私一人でした。
結局、小六さんから誘われて彼の事務所で29歳からアシスタントとして働き始めました。
作編曲家の仕事を間近で一から学びました。
ある日、小六さんが「長谷部は大丈夫だよ(やっていけるよ)」と言ってくれました。
3年勤めて独立しました。
30代半ば、アクリル画を描いてある画廊のオーナーに見てもらったところ、個展をやることになりました。
音楽家なのだから音楽も作れば、ということで当時ハマっていたハードコアテクノ系のアルバムを作りました。
そういうアーティスト活動がドラマの制作や演出家からは魅力に映ったようで、連ドラの仕事が続いていくきっかけになりました。
プロとして様々なジャンルの曲を書きますし、聴きます。自分がどんな音楽が好きだったのかを忘れずに、自分が面白いと思う音楽をやっていきたいです。それでビッグバンドやミュージカルなのです!
◆夏だ!歌謡ショウだ!
OSAMU MATSUMOTO & LADIES BELONG HORNY FUNK GANG
2016.8.31(水)open 18:30/start 19:00 ¥3500(当日¥4000)
会場:吉祥寺 スターパインズカフェ(東京都武蔵野市吉祥寺本町1-20-16)
http://mandala.gr.jp/SPC/access
◆『[番外編]ダンスレボリューション〜ソノトキのワタシ〜2016』
2016.8.31(水)~9.4(日) ¥6000(当日¥6500)
会場:築地ブディストホール(東京都中央区築地3-15-1 築地本願寺内第一伝道会館2F)
http://buddhisthall.com/map.htm