アカデミー賞が認める映画祭をゼロから創り上げたスゴい人!

本日登場するスゴい人は、俳優として活躍する傍ら、アジア最大級の国際短編映画祭を自ら創り上げたスゴい人。
大学で出会った舞台演劇が、俳優を目指したキッカケだった。
オーディションを勝ち抜き、すぐにチャンスを得てハリウッドデビュー。
日米を行き来しつつ、日本でも数々のトレンディドラマや映画などに出演して、順調にキャリアを積んでいった。

そして、アメリカで出会ったショートフィルムというカテゴリーに可能性を感じ、まだまだ知名度が低い日本で「映画祭をやろう」と思い立った。
1999年に国際短篇映画祭『アメリカン・ショートショートフィルムフェスティバル(現・ショートショート フィルムフェスティバル & アジア)』を開催。
2004年には、米国アカデミー賞公認映画祭に認定された。
今年18年目を迎えた同映画祭は、アジア最大級にまで成長を遂げた。

さあ・・・
ショートショート フィルムフェスティバル & アジア
代表
別所哲也様の登場です!

「感動のある人生を!」

俳優の仕事でアメリカへ行った時に、ショートフィルムの上映会へ誘われていました。
しかし「短編」という先入観があり、30代までは距離を置いていたんですが、観てみたら本当に面白かった。
当時、日系アメリカ人の作品「ビザと美徳」がアカデミー賞のショートフィルム部門でオスカーを獲ったことも大きかったです。
短編といえども「メッセージ性の強い作品」や「エンターテイメント」など、様々なジャンルが表現できるものなんだと。
その翌年1998年にロバート・レッドフォード主催の「サンダンス映画祭」に参加すると、若き日のベン・アフレックやスパイク・リー監督などがいて、お互いのキャリアに関係なく、一般の方々も交えて、コーヒー片手に映画談議や上映作品の批評なんかもしている。
そんな風景を見たときに「こういうお祭りをやってみたい」と思い、今の「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア」を開催するキッカケになりました。

でも、そこからが本当に大変でした。
観て面白かったジョージ・ルーカス監督が撮ったショートフィルムを貸してほしいとメールで直談判して、奇跡的に了承されたものの、いざ借りる段階になったら、米国側に法人が無いと貸し出せないと言われ、まずは法人設立から始めなければなりませんでした。
フィルムの輸送をどうするか、税関にどう申請するかとか、日本でも上映場所の確保や興行場法・風営法などの法律の壁や、全くそれまでに経験した事がないようなことが次々起こりました。
開催するまでの1年半は、ほぼ休みなく準備に奔走し、日米を何往復したか分かりません。
苦労は多かったけど、社会のことやビジネスを学べたので、本当に楽しかったです。

それと、インターネットの存在が大きかったですね。
開催にあたり、世界中の人と手軽にコミュニケーションを取れました。
あと、早い段階でネットとショートフィルムの親和性に気づけたのも大きい。
実際にアメリカでは、ネットビジネスの投資家たちがショートフィルムを次々と買い付けているのを目の前で見ましたから。
まだ当時は音声配信のみでしたが、彼らは動画の時代が来ると既に気づいていたのです。

今後は、アカデミー賞の公認映画祭として、ショートフィルム部門における日本、そして、アジア地域の若きクリエイター達の登竜門として、多くのチャンスを作ることが出来たらと考えています。

◆ショートショート フィルムフェスティバル & アジア 2016 公式サイト
http://www.shortshorts.org/
【開催期間および会場】
ブリリア ショートショート シアター:6月3日(金)~26日(日)※月曜日は除く
シダックス・カルチャーホール:6月16日(木)~19日(日)および23日(木)~26日(日)
iTSCOM STUDIO & HALL 二子玉川ライズ:6月23日(木)~26日(日)

◆ショートフィルム専門映画館 ブリリア ショートショート シアター
http://www.brillia-sst.jp/

◆BRANDED SHORTS
http://brandedshorts.jp/

◆Branded Movie Lab
http://brandedmovielab.jp/

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