“月刊 風とロック”を立ち上げたスゴい人!

CMプランナー、クリエイティブディレクターとして、
タワーレコード『NO MUSIC, NO LIFE.』
フジテレビジョン『きっかけは、フジテレビ』
など話題の広告を世に送り出し、NHKの人気番組『トップランナー』のMCを務め、紅白にも出場したロックバンド猪苗代湖ズのギタリストを務めるなど、多彩な才能を発揮する本日登場のスゴい人!
彼は、独立当初まったくの素人でありながら、フリーペーパー『月刊 風とロック』を立ち上げた。
忌野清志郎、樹木希林などさまざまな人物に焦点を当てて、本日登場のスゴい人が、写真撮影からインタビュー、記事編集まで全てを行っている。
その『月刊 風とロック』も創刊から8年半が経ち、2014年5月には記念すべき100号を迎えた。
彼が『月刊 風とロック』を立ち上げた理由とは?
さあ・・・風とロック 箭内道彦様の登場です!

「即決と暴走」

会社を辞めたきっかけは、社内報で取材を受けた時に「一生会社を辞めません」ってコメントをした事でした。
言い切ったせいで急に「本当かな?」って不安になってしまって、2週間後には辞表を出して会社を辞めていました。
それに、以前から会社を変えたいと会社に訴えかけていたんですが、上層部の人から「5年待て」と言われていて、そんなに待てないと心の中で思っていたんですよね。
あんまり深く考える方では無いので、独立への不安はありませんでしたね。
最初はオフィスも無く、携帯電話だけでプラプラしていました。
ラジオの番組をやらないかという話を頂いて、『風とロック』という番組が始まりました。
メディアって本当にスゴい!って思いました。
だって、会いたい人にゲストとしてラジオ出演のオファーをすれば、会えるんですよ。
これって画期的ですよね。
会ったことのない会いたい人と、会って話すことができる。
メディアは人と会うための装置なんだと思いました。
それで、1年後にラジオ番組が終了して、フリーペーパー『月刊 風とロック』を立ち上げました。
立ち上げの時、周りの人からは『編集の素人がなんで雑誌なんてやるの?』とか、『無料でやる意味がわからない』なんてよく言われたのですが、僕の中ではやる意味があったんですよね。
値段も0円にしたのは、正直に言うと最初は自信が無かったこともあります。
読者にもタダで読むんだから、「文句を言うのなら読まなくていい」という気持ちがありました。
『月刊 風とロック』の編集と印刷は全て自腹で行っているので、資金繰りの面は、本当に大変な時期がありました。
立ち上げて2年目ぐらいの時は車のローンが払えなくて実家に督促の電報が届いたり・・・
広告で稼いだお金は全て注ぎ込んでいました。
周りが本当に「バカだなー」と思っていると、ニヤリとしてしまうんですよね。
たとえばプラモデルに熱中するように、『月刊 風とロック』は僕にとって熱中できる趣味であり宝物なんです。
それは、今となっては僕だけじゃなくて、出てくれた人たち、そして受け取ってくれた人たち、
みんなの宝物にもなっています。
だから、ゼロ円というのはプライスレスな価値なんですね。
100号記念号を制作した時に『月刊 風とロック』を500号まで続けると言ってしまいました。
一回言ったことはやらないと気が済まない性質なので、必ず作ると思います。

◆「『月刊 風とロック』ファン感謝デー」開催!
ゆかりあるアーティストのライブとともに、創刊100号を記念して制作された「風とロックの主題歌」(亀田誠治プロデュース、宮藤官九郎作詞、斉藤和義作曲)も披露する、一晩限りのスペシャルイベント!
7月1日(火)@ZEPP DiverCity TOKYO
【出演】亀田誠治、RONZI(BRAHMAN)、渡辺俊美(TOKYO No.1 SOUL SET、THE ZOOT16、猪苗代湖ズ)、 富澤タクa.k.a.遅刻(グループ魂/Number the.)、RHYMESTER、SU(RIP SLYME)、RYO-Z(RIP SLYME)、中納良恵(EGO-WPAPPIN’)、箭内道彦ほか
http://www.kazetorock.co.jp/information/index.php?id=222

◆「風とロック芋煮会2014 風とロックBASEBALL」開催!
9月27日(土)、28日(日)@福島県 郡山市 開成山野球場
【出演】怒髪天、古田敦也、大友良英、亀田誠治、TOSHI-LOW(BRAHMAN)、渡辺俊美(TOKYO No.1 SOUL SET、THE ZOOT16、猪苗代湖ズ)、富澤タク(グループ魂/Number the.)、音速ライン、高橋優、畠山美由紀、RONZI(BRAHMAN)、柴田淳、スネオヘアー、石崎ひゅーい、平井理央、ave、片平里菜、ひとりぼっち秀吉BAND、THE BACK HORN、でんぱ組.inc、箭内道彦ほか
http://kazetorockimonikai.jp/2014/

※上記サイトは、一部携帯では見られない可能性があります。

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