警察本部長賞など500回以上の受賞歴を持つ元敏腕刑事のスゴい犯罪ジャーナリスト!

本日登場のスゴい人!は、30年間警察に勤め上げた、元敏腕刑事。
彼は知事褒章のほか、警察局長賞、警察本部長賞など500回以上も受賞をしている。
警察を退職後は、執筆活動、講演の他、テレビ朝日“モーニングバード”、TBS“ひるおび”、日本テレビ“ミヤネ屋”などの情報番組で事件の解説等、犯罪ジャーナリストとして幅広く活躍をしている。
さあ・・・犯罪ジャーナリスト 小川泰平様の登場です!

「嘘の前後には真実がある」

警察官になってからは1年間交番で勤務をした後、機動隊に2年、留置場の看守勤務を経験し、所轄の刑事課盗犯係の刑事を皮切りに警察本部捜査三課、国際捜査課等で主に被疑者の取り調べを担当しておりました。
特に思い出深いのは、韓国人の偽造国際運転免許証の組織の摘発でソウルに出張して韓国警察庁との合同捜査に参加したことですね。
海外の警察の仕事の進め方など、とても参考になりました。
今までに被疑者の取調べはそれこそ何百人としてきました。
被疑者もそれぞれ人間なので色々なタイプもいるのですが、やはりコミュニケーションをしっかりとって本音で話せる環境を作らないと、真実は見えてこないのです。
例えば殺人事件を起こした場合でも殺人自体を認めはするのですが、動機の部分で嘘をついて隠そうとしたりすることも多いのです。
「殺人を認めたのになぜそんなところで嘘を?」とお思いの方も多いでしょうが、人間そういうものなのです。
ですが、人間は全てを嘘で塗り固めた話をすることができないもので、嘘の前後にはたいてい本当のことが含まれています。
もしそこで嘘が直感的にわかったとしても、「それは嘘だ」と突っ込むことはあえてその場では行いません。
嘘の部分をその場で突いてしまうと相手は萎縮してしまって、それ以上話してくれなくなってしまいますから。
最後まで「うん、うん」と頷きながら全体の話を聞きます。
場合によっては、その日は嘘と分かっていても話を聞くだけで、別の日に改めて核心部分に迫るなんてこともあります。
ただその場合も「人間誰でも記憶違いはあるよな」とか「嘘もつくのも人間だよな」とか逃げ道を作ってあげるのも1つの手です。
そうすると、被疑者との距離も一気に縮まって、本当のことを打ち明けてくれたりするんですね。
私は、現職時代はよく先輩に怒られることがありました。
でも、怒られやすい存在というのはすごく得だと思っていましたね。
だって、本当に自分のことが嫌だと思ったら相手は怒ってくれず、何も言わないはずなんです。
それに、怒ってもらわないと気付かないこともたくさんありますしね。
怒られても落ち込まず、反省はするけど、すぐに切り替えるようにしていましたね。
怒られることも必要だと思っています。
怒られてもクヨクヨしちゃだめですよ。
きっとそれは自分にプラスになっていますから。

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◆ブログ 犯罪ジャーナリスト 小川泰平 『現場刑事の掟』
http://ameblo.jp/ogawa-police/

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