ハリウッドの第一線で活躍する映画プロデューサーのスゴい人!

ニューヨークの演劇学校ネイバーフッド・プレイハウスで演劇を学び、“ヘアー”“Monkey”など数々の舞台を演出した。
また、“The Winds of God”では国連芸術賞を受賞し、ロサンゼルス、ニューヨーク、オーストラリア、ニュージーランドで上演を果たした。
設立したMLS、アップス、俳優養成所アップスアカデミーからは、別所哲也、藤田朋子、時任三郎、オダギリジョー、羽田昌義など国内外で活躍する数々の俳優が輩出されている。
ハリウッドで日本・アジア圏のキャスティングディレクターとしても活躍し、“ラスト サムライ”“SAYURI”“バベル”など数多くのハリウッド映画に参加し、そのキャスティングの手腕に世界中の注目が集まる。
さあ・・・キャスティングディレクター・演出家 奈良橋陽子様の登場です!

「目的を見つけたら信じること」

私は本当に今まで、いつも周りの人に恵まれて、守られてきたんです。
英会話スクールを作った時も、俳優養成所を作った時も、もちろん、ハリウッド映画を撮影した時も。
俳優養成所を始めたばかりの時に、応募者がなかなか集まらなくて苦労した時もあったけれど、周囲のサポートのおかげで乗り越えられました。
個人的には色々ありましたが、仕事上は今まで大きな挫折は無かったかなと思います。
たとえ何か失敗するようなことがあっても、いつまでもそれに執着しない。
そうすると、案外上手くいくんですよ。
本当に心から追い求めているものをこれまでやってきました。
もちろん周りの人の意見には耳を傾けるけれど、自分が持っている信念はそれ以上に強くないといけないと思うんです。
心から惚れ込んだ作品は、世の中に広める使命があると思っています。
“ラスト サムライ”や“SAYURI”など、アメリカ側から日本をテーマに描いた映画のキャスティングに携わる中で、次第に、日本から世界へ紹介できるような映画を作りたいと考えるようになりました。
そんな時に、『終戦のエンペラー』の企画に偶然出会って、読んだ瞬間に「これだっ!」って感じたんです。
誰も知らない歴史の物語が実在した。
こういうストーリーならアメリカ人も受け入れるだろうと思ったから、絶対ハリウッドの映画にしようと思いました。
今から5年前のことです。
最初は兄からでさえ、「陽子、それは難しいよ」って言われましたよ。
ほかにも、無理だって言う人はたくさんいました。
でもそんな時はいつも、「心配してくれてありがとう。でも、私は大丈夫」って口に出してきました。
自分の中では『この映画は絶対に作るんだというより既に完成しているんだ』という信念を持っていた。
だから、チャレンジしているという感じはしなかったですね。
目標が見つかったら、信念を持って行動する。
目標までの道のりは、穴ぼこだらけかもしれない。
でも、一旦行動を始めたら、目標までの道を自分で作って進まないと。
自分のことを過小評価する人が多すぎると思います。
私ができたんだから、若い人にも絶対できるはず。
だって、同じ一人の人間なのですから。

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