【前川 航太朗】パキスタンの農村に女性と子どもが無料で学べる学校を設立したスゴい人!

前川 航太朗

「もしもこの世の中にお金が無かったら、あなたはどんな仕事をしますか?」
本日登場のスゴい人の活動の始まりは、ある本で目にしたこの問いがきっかけだった。
彼はこの問いに「途上国の子ども達の笑顔」が浮かび、「海外に行きたい!見たい!知りたい!」という好奇心だけを持ち、知人に薦められてパキスタンでのホームステイを決行した。
現地で知ったパキスタンの教育、そして貧困の現状に衝撃を受け、農村の女性と子ども達へ無償で識字、裁縫の教育を行う学校運営を始めた。
現在は10校の学校を運営している。
今年の3月にはそれまで働いていた市役所の仕事もやめ、現在はNPOの専任として活動をしている。
様々な課題が立ちはだかる中、彼を突き動かしたものとは?
さあ・・・特定非営利活動法人SOLUNARCHE代表 前川航太朗様の登場です!

「自分にしかできない事」

ホームステイ先のファミリーは貧困層向けの学校を複数運営していましたが、資金の不足でやむを得ず全校を休校にしていました。
彼らからパキスタンの教育や農村の貧困の現状を聞き、農村部を実際に見たことで大きな衝撃を受けました。
彼らは一日一食しか食べられない状況であるのに、食べられる事を幸せだと感謝し、幸せいっぱいに生きているのです。
また、貧困のために病院にかかる事ができず、風邪などの軽い病気でも亡くなってしまう方がたくさんいる中で、家族が一緒にいられることの尊さを大切にしていました。
「なんて素晴らしい生き方なんだ」と感動し、小さなことにも感謝をしている彼女達だからこそ応援したい、この生き方を伝えたいと強く思いました。
そして、「支援します」と伝えて帰国したのでした。
しかし、帰国から活動開始までは2ヶ月間悩み続けました。
人生が180度変わるという恐怖。
人の人生に関わる“教育”を行う事の重み。
また、当時はまだ東日本大震災の発生から1年も経っておらず、日本ではなくパキスタンを支援していて良いのかという悩みもありました。
更に、パキスタンはリスクの多い国であり、他の先進国からの支援も非常に少なく、また日本のJICAも支援を縮小せざるを得ない状況です。
このとき、私を突き動かしたのは「自分にしかできない事をしたい」という思いでした。
市役所の職員も、東北の支援も、私以外にもできる人がたくさんいる。
しかし、今パキスタンの現状を知って支援できるのは自分しかいないと思い、支援活動を行う事を決意しました。
それからは2ヶ月をかけてメンバーを集め、二度目のパキスタン訪問。
そして最初の訪問から半年後に6校を開校しました。
始めは各校30~40名でスタートしましたが、生徒はどんどん集まり、あっという間に1校100名ほどまで拡大しました。
現地のスタッフや学校を開設する場所など様々な準備を順調に進めることができたのは、ホストファミリーの築いた活動の土台があったからこそです。
パキスタンの生徒達には、「日本からの支援は永遠には続かない。だから、自分達で学校を運営できるようになろう」と伝え、単に文字の読み書きや裁縫を教えるだけでなく、自力でお金を稼ぐ事をできるように支援をしています。
SOLUNARCHEという団体名は、日本を表すSOL(太陽)とパキスタンを表すLUNA(月)をつなぐアーチ(架け橋)になろう、という意味でつけました。
教えるだけの一方的な支援ではなく、双方向でつなぐ継続的支援をこれからも続けていきます。

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