【蒼山 日菜】ニューズウイーク誌“世界が尊敬する100人の日本人”に選ばれたスゴい切り絵アーティスト!

蒼山 日菜

紙を切り抜いて作品を生み出す“切り絵”
本日登場のスゴい人は、切り絵の中でも、ハサミのみを用いて繊細なレースのような模様を切り出し、世界で活躍する天才アーティストだ。
世界各国で行われる展覧会で多数の賞を受賞し、なんと、ニューズウイーク誌の“世界が尊敬する100人の日本人”にも選ばれた。
切り絵の森美術館 山梨県の富士川で行われた展示会には、遠方からの来場者を含む1万人以上が訪れた。
国内メディアにおいても、TVキー局や、新聞各紙、JUJUのCDジャケットや、ユニクロのデザインにもなっている。
彼女の作品作りの源泉とは?
さあ・・・切り絵アーティスト蒼山日菜様の登場です!

「唯一、現実逃避できる場所だった」

ずっとフランスのフェルネ・ヴォルテールという街で生活していました。
切り絵を始めてからはまだ10年ちょっとで、始めた理由は、当時の生活環境にありました。
住んでいた地域でひどい人種差別にあっていました。
同じ建物に住む住人から、「出て行け」と顔につばを吐きかけられたこともありました。
警察も取り合ってくれず、フランス人だった当時の夫にもほとんど話を聞いてもらえませんでした。
孤独で、完全に鬱状態でした。
その時、唯一心の拠り所となっていたのが切り絵でした。
昔奥様方の間で流行っており、教えてもらったことがありました。
1人ででき、何も考えることなく集中できるので、自然とのめりこんでいきました。
作品をつくったら欲しいという人が現れて、その繰り返しでずっと創り続けていました。
その後、展示会に出してみないかという誘いを受け、どういうところに出せばいいかとにかく探しました。
ようやく見つけたのは、フランスでもかなり古い展示会で、入選するのも困難と言われるものに出点したところ、初めてにも関わらず入選。
展示会場で出会ったおじいちゃんが、何日か後には私の切り絵を前に、大衆に向かって、いかに素晴らしいかプレゼンしていたのを覚えています。
この頃から自信を持つ事ができ、欝もなくなってきたように思いました。
切り絵では、毎回自分でデザインをおこしてそれを切っていきます。
その他に、ヴォルテールの書という本を切り絵にしたこともありました。
文字を切るのです。
私の今の代表作でもあります。
本が好きというよりは、ヴォルテール氏の生き方が好きでした。
生み出された作品を出品したら、なんと初めて見に来たお客様が、出展から3分で「買います、いくらですか?」と言ってくださいました。
その方は、ご自身の生活に思い悩んでいる人でした。
購入された理由を聞くと、「あなたも思い悩んできた人でしょ? すぐわかったわ」と一言いわれました。
この時、この人に恥じない作品をつくり続けたい、プロになりたい、と心から思いました。
世の中には、様々な経験を持った方々がたくさんいます。
何かに思い悩んでいる人や壁にぶつかっている人は、経験をした方々の言葉から救われることもあります。
経験がある人は謙遜するのではなく、もっと自分の人生を話していくべきだと思います。

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