【平賀 督基】携帯電話内蔵カメラの手ブレ補正ソフトを開発したスゴい人!

平賀 督基

静止画手ブレ補正機能を始めとする画像処理技術に特化した研究開発をおこなう会社、株式会社モルフォ。
彼らの技術は高く評価され、NECをはじめ、京セラやLG、HTCなどの携帯電話・スマートフォンに製品が採用されている。
また、Android Application Award 2010-11 Winter イメージング賞、iExpo Innovation Award Winners、第25回デジタルコンテンツグランプリ 技術賞など、国内外の様々なコンテストで賞を受賞している。
さあ・・・株式会社モルフォ代表取締役社長 平賀督基様の登場です!

「研究を事業へ」

ITに興味を持ったのは小学5年生の頃。
家にゲーム機が無かったので、親に買ってもらったマイコンに自分でゲームプログラムを入力して遊んでいました。
中学受験をして中高一貫校に入学し、中1から高2まで歴史部に所属しました。
高1の夏休み、歴史部の合宿で大阪に行くと、ちょうど「花と緑の博覧会」が開催されていたので、その中の「富士通パビリオン」に行ってみたんです。
そこで見た映像に非常に感動し、自分も映像・画像にかかわる事をしたいと思うようになりました。
作品は、ドーム状のスクリーンに映し出されたフルカラー3DのCG映像。
サイエンスやエコがテーマになった20分ほどの作品でした。
今でも私の生涯に見た作品の中で一番だと思いますね。
そして、この作品のテクニカルディレクターをしていたのが、CG分野のパイオニアとして世界的に著名なネルソン・マックス氏でした。
いつか彼に会いたいと思いながら大学でCGやComputer Visionを学び、博士課程に進んだ頃、SIGGRAPHというCG最大の学会に私の論文が通り、学会に出席しました。
学会には当然のようにネルソン・マックス氏が出席していて、彼に「あなたの作品を見てこの道に進む事を決めました」と伝えると、彼が学会誌の私の論文のページに“Congratulations”という言葉とともにサインを書いてくれたんです。
この時は本当に嬉しかったですね。
2004年に仲間達と起業をしました。
技術には自信があったものの、会社経営については全くの素人集団。
受託制作をしていれば食べる事はできましたが、それでは世界に通用する製品は作れないと思い、自社の開発に専念しました。
創業直後の2年間は売り上げがほぼ0の状態が続き、あと少し続いたら会社を解散しなければならない所まで追い込まれました。
製品はできたものの大企業が商談相手になるため、設立間もない小さな会社には任せられないとなかなか受け入れて頂けなかったのです。
その間、私たちが研究開発に集中できるように、東大エッジキャピタル様の追加出資のおかげで地道な交渉を続けることができ、NEC様が私たちの製品を採用してくれました。
本当に感謝しています。
私たちは、国内だけでなく海外でも認められる会社になることを目指して創業しました。
Dolbyと言えば音響の最高峰であると誰もがわかるように、モルフォを画像・映像の世界でDolbyのような、日本を代表する会社にしたいです。
そして私個人としては、映像、画像の頂点と言われるアカデミー技術賞をいつかとりたいですね。

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