【吉俣 良】大河ドラマの音楽を2度も手がけたスゴい作曲家!

吉俣 良

2008年NHK大河ドラマ「篤姫」は空前の大ヒット!このドラマの音楽を手掛けたスゴい人!が本日登場する。さらに、2011年にはNHK大河ドラマ「江~姫たちの戦国~」も担当した!
大河ドラマの音楽を担当することは「嬉しい事ではあるが楽しい事ではない」「吐くような思いで取り組み、抜け殻になる」など、担当した音楽家の大半が嘆いてしまうほど大変な仕事。それを2度も引き受けた!
音大出身でも無くクラシックの勉強をしたわけでもない彼に何故2度も白羽の矢が立ったのだろうか?
どのような作品作りをしているのかその真髄をお聞かせいただきましょう。
さあ・・・作曲家、吉俣良様の登場です!

「引き出しを作り感性を磨く」
ピアノを習い始めたのは、4歳の時でした。医者から「この子は耳がいい」と言われたのを父が真に受けた事がきっかけでした。幼すぎて、その頃の記憶は殆どありません。練習をするのが嫌で先生も厳しくてピアノは嫌いでした。でも、絶対音感があり歌謡曲などを楽譜無しで弾けたので、学校ではちょっとしたヒーローでしたね。
上京したかったので、関東の大学の商学部に入学しました。
1年の夏休みに帰省していた時、先輩からビアガーデンのバイトに誘われ参加しました。これが、ピアノ演奏でお金をもらったプロとして初めての経験です。
3年生の頃、オーディションに誘われ自分の実力を確かめる為に受けたら合格。しかし中学生の頃から夢は安定した公務員になること。2月のテストは重要で単位を落とせないのでお断りしました。
2月末になって電話が鳴り「明日から大丈夫だよね?」と。僕が参加出来ない期間他のメンバーで穴埋めをして待っていてくれたのです。
公務員受験資格は27歳まである。音楽をしよう!そう決意しました。
音楽に関わってから常に手に届きそうで届かない夢を持ち、沢山の人にその夢を伝えていました。
朝ドラを担当した後の取材で「次はやっぱり大河でしょ。俺みたいのもありじゃない?」と言うと、出来るという人もいればクラッシックの勉強をしていないから無理だと言う人もいました。
篤姫の時は、2ヶ月間の制作期間の中で天国と地獄を作りました。
3週間は、鹿児島の空気を味わおうとスイートに泊まり地元の仲間と飲むだけの天国時間。戻ったら、少ない時間で作曲する地獄時間。
大河スタッフ全員を納得させたいのでテーマ曲を作るのに1ヶ月かかり、その後、全71曲を作りました。
大河ドラマの仕事は本当に辛かったからもうやらないと周りに公言していたのに、翌年の秋、「江」の仕事がやってきました。
もう、自分では判断できない。二人の友人に相談したら「やったじゃないですか!」と言われ、心では嫌だと思いながらも受けました。今回は引き出し作りにショパンの生誕の地からパリまで足跡を辿りました。しかし、何も出てこない。ノイローゼ気味になり、円形脱毛症にもなりました。結局、近所を散歩中に曲が自然と出てきたんですよね(笑)日本に足跡は残せたので、これからは海外ですね。海外の街角に自分が手がけた仕事のポスターが貼られているなんて、ワクワクするじゃないですか。

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