【赤川 良二】100万本以上の販売を記録したRPGを開発した敏腕ゲームプロデューサー!

赤川 良二

1994年にプレイステーションが発売されるまで、日本のゲーム市場はほぼ任天堂の一人勝ち状態であった。
それが、ソニーのプレイステーションが発売されて状況が大きく変わった。
プレイステーションシリーズは、その後10年間で1億5千万台以上販売され、世界No.1のゲーム機へと変貌を遂げた。本日は、プレイステーションの立ち上げメンバーとして活躍したゲームプロデューサーが登場する。100万本以上販売された大ヒット作“アークザラッド”の生みの親である。大ヒットゲームを生み出す秘訣とは?さあ・・・株式会社ラクルス代表取締役赤川良二様の登場です!

「ヒット作の作り方」
“アークザラッド”は、プレイステーション初のRPG(ロールプレイングゲーム)ということもあり、ドラゴンクエストでもなくファイナルファンタジーでもない全く新しいRPGを作ろうとプロジェクトはスタートしました。プレイステーションではCD-ROMが使えるようになったので性能が飛躍的にアップし、それまでのゲーム機が256色しか表現できなかったものが、1000万色以上使えるようになりました。
開発チームでまず取り組んだことは、ゲーム業界関係者が訪れる展示会で『誰が見ても次世代ゲーム機でしか作れないような画像を提示すること』でした。
ゲームエンジニアとクリエイターと私とで議論を繰り返し、徹夜の日々が続きました。
ゲームエンジニアが技術的に不可能だと断言したり、見本市の前日になって急にクリエイターが画像を作り直したいと言い出したり、本当に色々ありましたが、ギリギリの状態で仕上げました。
音楽もメインテーマ曲をロンドンで録音するというゲーム制作としては他に類を見ない事も出来ました。
こうして、“アークザラッド”は出来上がり、プレイステーション初のRPGという話題性もあり100万本以上販売される大ヒット作となりました。人と同じことをしてもヒット作は作れません。また、人の力を借りずに自分の頭だけで考えても良いアイデアは生まれません。
人と仕事をする時に常に心がけているのは、その人との「縁」を大事にしてそれを「幸運」に変えると言う事です。たとえば、人に物事を頼む時は、『頼む人を利用してやろう』と考えて話をするとその人との「縁」は「幸運」には変わってくれず、上手くいきません。逆にこの人に、『自分を利用してもらおう』と考えて話をすると大抵上手くいきます。
そのためにも、自分自身に利用してもらうだけのバリューがあるといいですね。
それは、才能でも、地位でも、仕事が早いとか、なんでもいいので、自分の活用できるポイントを知っておくといいと思います。そうすれば、その人との「縁」が「幸運」に変わっていくのです。
そういう風にして「縁」を築いた人の中で『あなたのためだったら何でもやりますよ』と言ってくれる人が複数人出てくれば、そのプロジェクトは成功間違いないです。
もちろん、どんなプロジェクトも順調な時ばかりではありません。トラブルが続き、スケジュール通り進まず、どうにもならない時が訪れます。そんな時に身を投げ出して助けてくれる協力者がいると状況を打破することができます。そのためにも、普段からチームメンバーと飲みにいったり、悩みを聞いたりと、コミュニケーションを取って信頼関係を築くことが大切ですね。
その信頼関係もやはり他人との「縁」から生みだされるものなのです。
これはゲーム作りのプロジェクトだけでなく、どんなことにでも応用できると思いますよ。

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