【木山 啓子】世界各地の紛争最前線で自立復旧支援をするスゴい人!

木山 啓子
旧ユーゴスラビア、アフガニスタン、イラク、スリランカ、スーダン……。
これらの国では部族や民族間の熾烈な争いや自然災害が起こり多くの難民を生み出している。

この難民を『難民自身が自立できる環境を作る』という観点から支援をしている団体が日本にある。
当時NGOの関係者たちから「世界で一番危険な現場」と呼ばれていた旧ユーゴスラビアに乗り込み
戦場の真っ只中にある国で、難民支援を通じて得たこととは?
さあ、JEN事務局長木山 啓子様の登場です。!

『生きてるだけで満点』

子供の頃から興味がある事に集中するタイプで、周りが見えなくなることが度々あり、
先生が「知恵遅れではないか」と親を呼び出すこともありました。
そんな私に父は常に「お前は0点だ」の厳しい評価。

母からの「今日は何を褒められたの?」の質問に答えられず、次第に「自分は駄目だ」と
自己否定をし始めました。社会人になり電機会社へ就職。結果を残しても女性は平等な評価がされなくて
悔しい思いをしました。「自分を変えなければ」と決意しNYへ留学しました。

日本に帰国後、医療支援団体に入り、10年近く休みもとらず走り続け心身ともに疲れ果てていました。
ひと思いに交通事故に遭いたい。そしたら病院でゆっくり寝れる。
そんなことを思っていた時、老荘思想の先生に出会い「生きてるだけで満点だ」
と言われ続け、癒されていきました。1994年日本緊急救援NGOグループ(JENの前身団体)の創設に参加し、旧ユーゴスラビアに赴任したことがきっかけで自分の考え方が大きく変わりました。
戦闘は断続的に続いていましたが、JENの現地事務所がある町にも一度だけ、砲弾が落ちてきたこともありました。空襲警報も何度か聞きました。いつも必死に考えていたのは、スタッフの身の安全。戦闘に巻き込まれる等の事故には、何とか遭わずに済みました。きっと運が良かったのですね。

自国へ帰れるか分からない多くの難民へ支援を続けました。現地で500人のスタッフを統括し、
破壊された村を訪れ、難民に必要な物資を判断し、安全なルートを見極めて搬送する。
うまくいった時は、『こんな自分でも役立つことができるんだ』と実感できました。
私たちは紛争や災害により厳しい生活を送っている方たちが、精神的にも経済的にも自立できるまで何年も支援をします。もちろん元通りの暮らしではありませんが力強く一歩踏み出した時が何よりも嬉しいです。自己否定ってみんなしちゃいますよね。でも、実は否定する事は無いんですよ。

生きてるだけで満点よ♪

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