【尾上 菊之丞】日本舞踊の伝承に命を燃やし続けるスゴい人!

尾上 菊之丞

日本舞踊。その歴史は400年近い年月を経て、現在も日本全国さらには日本を飛び出し、世界中で華麗な舞を魅せ続ける。今、そのレベルの維持が危ぶまれている。
このまま先の10年後、100年後、どうなっているだろうか?国の伝統芸能が滅びつつある今国が守らないとならない!強く強く言い続けている男がいる。日本舞踊の尾上流の名跡として日本舞踊の歴史を絶やさないために!
さあ、尾上菊之丞様の登場です!

「創造と伝統の振り付け師」
私は戦時中に生まれ2歳の頃、前橋に疎開。小学校3年生になる直前に東京に戻り、
父に踊りをやれと言われ、子どもながらに重い責任を感じてショックで泣いた事を覚えています。当時、8歳凄い遅いスタートです。しかも、中学2年腎臓を患った大病をし、1年間棒に振りました。
高校2年生の時父から「お前には見込みが無い!」と言われ、あれだけ頑張った踊りをあっさりと辞め射撃にのめりこみました。しかし、将来の職を考えるとサラリーマンは想像できない・・。やはり私は踊りの世界の人間なのだと感じ、「もう一度やらせてくれ」と父へ伝えました。父も私の一言をずっと待ってたようでした。
しかし、やると言っても大学生活との両立です。当時私は射撃部に所属していました。
部活の夏合宿の夜不思議な事が起きたのです。夜、天井が青白く燃えてるんです。友人を起こして伝えても、友人には見えない。何度も何度もその夜は青白い炎を見ました。
翌朝、父が亡くなりました。家元になるべくして育ちながらこれまであまりにも芸から離れてた日々。それ以来一切、鉄砲を持たず父の遺言通り六世藤間勘十郎師匠に稽古をつけて頂き、20代は人の3倍は稽古をしました。
創造こそ伝統です。古い事を正確にやる事は大切ですが、その中に創造心が無いと、次世代に継承出来ません。私は芸が文化を作り社会を豊かにすると思います。芸に対する正しい評価ができる仕組を国が作らないと芸も国も滅びます。そして、日本文化に繋がる伝統芸を知らない国民が増える事も国が滅びる事に繋がります。目に見えない文化意識を国家としてどのように守り認めて育てていくかが、日本国の威信に繋がるのでしょう。
今、日本の伝統芸能は危ない状態。日本の文化にもっと興味を持って頂くことによって、日本人としての個性豊かな人生を歩んでいただけると思います。

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