累計入場者数300万人を突破した“アート”と“アクアリウム”を融合させた展覧会“アートアクアリウム”の第一人者であるスゴい人が本日登場する。
アートアクアリウムでは、和をモチーフにデザインされた水槽にLEDライティングやプロジェクションマッピングなど最新の演出技術を施し、見るものを幻想的な世界に誘う。
音楽や香りの演出も行い、「涼しさ」と「日本の美」が五感で体感できる。
約5000匹の金魚が、古き良き日本の情緒が感じられる水中空間を艶やかに優雅に舞い踊る。
今までにない新たなアートを生み出したきっかけとは?
さあ・・・株式会社エイチアイディー・インターアクティカ代表取締役 木村英智様の登場です!
「身銭を切って身に着ける」
子どもの頃は喧嘩も多いやんちゃ坊主で、親が菓子折りを持って謝りに行くことも度々ありました。
アートとは全く無縁で、図画工作も不得意。
熱帯魚を飼うのは子供の頃からの夢で、浪人時代にバイトで貯めたお金でやっと飼い始めました。
裕福な方が遊び半分で経営していた熱帯魚屋さんがあったのですが、マニアックな品揃えで高かったのでとても買えない。
買えないのに何度か通っているうちに、バイトに誘われその熱帯魚屋でアルバイトを始める事に。
そもそも浪人生なので試験も近くになった頃、大学なんか行かないでこのお店をやらないかとオーナーから言われ、受験をやめて、オーナーの会社にアクア事業部を作って頂き部長職に就任。
5年ほどそこで働き、独立しました。
海洋性熱帯魚のメッカであるフィリピンに渡り魚をパッキングして送り出す仕事を始めましたが、場所柄、非常に危険な地域で、生死の瀬戸際が見えてきたので2年弱で帰国しました。
それからは東南アジアからハワイ、カリブなど世界中を旅して、珍しい魚を仕入れては輸出していました。
アメリカの海洋学研究所が取り組む養殖海水観賞魚のプロジェクトに出会い、海洋保全を全面に打ち出して観賞魚に新しい価値を生み出せないかと考え、養殖クマノミを日本に輸出するビジネスを展開。
高額な為に浸透は難しいとされていましたが、映画「ファインディング・ニモ」でクマノミブームが起き、運良く大成功したのです。
観賞魚の展示イベントも手掛けるようになり、そこで、アートとアクアリウムを結びつける発信をした事により、自分の人生の分岐点にもなる“スカイアクアリウム”の話が来たのです。
何故、成功したか!?
普通の人は、調達した資金の中で利益も考えてやりくりするのですが、こんな場所で個展を開けるなんて人生の中で二度と無いと考え、自分が表現したい世界を徹底的にやりたい!という想いから調達資金はもちろん全て投入し、自己資金までをも注ぎ込みました。
そして誰もが見たことも想像したことも無い世界観を作り上げる事ができたのです。
仕掛ける側の覚悟は必ずお客様に伝わります。
アートアクアリウムのイベントは基本的にノンスポンサーです。
毎回、億単位のお金を背負って勝負してイベントを開催しています。
私は日本の伝統を基調に新たな文化を生み出したいと考えています。
そのために、会社は東京・日本橋室町に、住民票は京都・三条室町に移しました。
日本文化の中枢に身をおくことで自然と感性は豊かになります。
身銭を切った経験が、自分に身についてゆくのだと思います。
◆約5000匹の金魚が織りなす水中アート展覧会
『ECO EDO 日本橋 アートアクアリウム2014~江戸・金魚の涼~&ナイトアクアリウム』
http://h-i-d.co.jp/art/
※一部携帯では見られない可能性があります。
7月11日(金)~9月23日(火・祝)
日本橋三井ホール
11:00-23:30 ※最終入場23:00
アートアクアリウム (11:00-19:00)
ナイトアクアリウム (19:00-23:30)