町から個人青果店がすっかり消えていってしまった日本で、今勢いのある青果店ができている。
たったの2坪~6坪の売場で月間売上240万~500万円を叩き出す。
そのうえ通常青果店の粗利益率は20~30%であるのにも関わらず、50%という驚異的な数字を叩き出している。
現在、目黒区、渋谷区、港区、品川区に絞り込み、「超狭域ドミナント出店」で10店舗展開している。
このビジネスモデルが生まれた背景とは?
さあ…
株式会社アグリゲート
代表取締役/バイヤー
左今克憲様の登場です!
「新鮮、美味しい、適正価格」
高校生の頃、家庭内の問題で勉強に全く力が入らず、何のために生きているのかわからなくなりました。
二浪して予備校に通っていると、国境なき医師団で働くために予備校講師をしている人と出会い、そんな生き方があるのかと刺激を受けました。
大学入学後、東京農工大学へ編入。
浪人した2年分の時間は、何か経験を積んでいかないと埋まらないと思い、政策立案コンテストに誘われ参加すると、本気で日本の事を考えている人に衝撃を受けました。
コンテストのための1週間の合宿を終え、東京から実家の九州まで2ヶ月間バイクの旅をしました。
日本は田畑が本当に多く、田舎にはお年寄りと子どもの姿しか無い。
その時、地域活性化をしたいと漠然と思いました。
ビジネスコンテストで「将来は農水省に入って海外で農業をし、日本に輸入したい」と発表し、「やりたいならやれば」とメンターに言われた時に、言っている事に自己満足していると気付きました。
そこから完全にビジネスモードです。
何故、農業に若者が来ないか知るために、人材業界に入り人の流れを見ました。
稼げる業界、社会的な地位が高い業界、かっこ良いイメージの業界に若者が集まることを知りました。
ブランディングとやり甲斐に伴う昇給制度が重要なのです。
1社目の後は創業し農業系コンサル会社の仕事を請け負い全体を俯瞰してみつつ、生産法人社長の付き人も経験し、1年後に法人化しました。
農家さんの営業代行を承り、ネット販売や百貨店等への営業をスタート。
それだけでは生活できないので、飲食店のバイトを掛け持ちし店側のシステムを勉強しました。
拘りだけではなく、規格外商品を大量に仕入れ、求めやすい値段を付けると飛ぶように売れました。
スーパーの青果コーナーを任せて頂く話があり、日商5~6万円の所を平均13万~14万円、最高30万円まで上げました。
新鮮、美味しい、適正価格を元にPDCAを徹底的に回しました。
スーパーマーケットの青果コーナーは繁盛しているお店で日商100万円。これは2トントラック1台分なのです。
日商10万円だったら10店舗分なので、1箇所に大きな投資をするのではなく、狭いエリアに10店舗展開しました。
農業は規模拡大も重要な為、経営スキルも必要になってきています。
弊社でも農家さんを年俸で雇い入れ、年間作付依頼をし、旬八で扱っています。
旬八大学を通じて暖簾分け的なFC展開を考えています。
2020年までに都内で50店舗を展開し、その先は海外も視野に入れて行きます。
◆食の教養が学べる旬八大学を運営しています。
ビジネス領域のバイヤー講座から、カルチャー領域の味噌づくり講座まで内容は幅広です。
ぜひ一度サイトをご覧ください。
http://shunpachi-univ.com/