鹿児島県の奄美大島で生まれ育ち、「サウンド&レコーディング・マガジン」主催のコンテストで優勝したのをきっかけに東京へ。
ケツメイシ、FUNKY MONKEY BABYS、CHEMISTRY、Crystal Kay、倖田來未、中島美嘉、加藤ミリヤ、エレファントカシマシ、ゴスペラーズなど、多数のアーティストへの楽曲提供や編曲、プロデュースを行い、関わってきた作品の累積出荷枚数は2,000万枚以上。
2007年にはBoA『LOVE LETTER』でレコード大賞金賞、2011年にはFUNKY MONKEY BABYS『それでも信じてる』でレコード大賞優秀作品賞を受賞した。
さあ…
音楽プロデューサー/作曲家/編曲家/ベーシスト
YANAGIMAN様の登場です!
「イントロが大事」
子供の頃から音楽に親しんでいて、最初に影響を受けたのはサイモンとガーファンクル。
大学のときはアースウィンド&ファイアーに夢中になりました。
35歳のときに「サウンド&レコーディング・マガジン」主催のコンテストで優勝したのをきっかけに東京へ。
昔はホームページも無かったので、アーティストからアーティストへの紹介で、いろいろな仕事が入ってくるようになりました。
昔ラジオ番組やテレビ番組に出演していた時期がありますが、その経験が作曲に活かされました。
ラジオにはパーソナリティーのほかに「選曲家」と呼ばれる人がいます。
どの番組で何の曲を流すかを選定する人なのですが、選曲家はたくさんの曲から、曲の最初の数秒だけを聞いて選曲していました。
それを見て「イントロがすごく大事」だと気づき、特に力を入れるようになりました。
それまではイントロがそれほど重要だとは思っていませんでした。
ケツメイシのヒップホップ系の楽曲を手がけてヒットしましたが、もともとは普通のポップスなどしかやっておらず、レゲエやヒップホップは得意なジャンルではありませんでした。
新しいジャンルで仕事をするためには、その分野の知識も持っていなければならないので、最初のうちはかなり勉強しました。
基本的な事から勉強して、レゲエ・ヒップホップの楽曲の成り立ちから理解するようにしたところ、今まであまり得意ではないと思っていたレゲエ・ヒップホップというジャンルでヒットを出すことができ、その後の活動にも大きく影響しました。
これまで数千曲を作っていますが、日の目を見た曲は500曲ほど。
その中で売れるのは数十曲、大ヒットするのは数曲だけという世界です。
それでも打席に立たないことには始まらないので、たくさんの曲を作っています。
「翼をください」という曲があります。
今日までに多くのアーティストによってカバーされていますが、あの曲のようにいつまでも歌い継がれるエバーグリーンな曲を作り続けたいと思っています。
地方に住んでいる人が世界で活躍出来る場を作りたいと思い、8年ほど前からその仕組みを考えてきました。
今年は静岡県東部地区ご当地アイドル「オレンジポート」というグループを中心に、スタッフを入れると約80人でフランスのジャパンエキスポに参加しました。
私の「地方から世界に」というアイディアからスタートしたこのプロジェクトですが、今後もより大きくしていきたいと思っています。
◆Twitter
https://twitter.com/yanagiman
◆プロデュースユニット オレンジポート
http://www.orange-port.com/