本日登場するスゴい人は、「ただ着るだけ」で心地よい環境を整え「上質な休養」が得られる、休養時専用リカバリーウェアを開発したスゴい人!
このウェアは、彼の会社が開発した特殊繊維PHT(Platinum Hermonized Technology)を使用して作られている。
神奈川県や大学との産学公連携事業によって数多く機能試験、臨床実験を重ね、科学的根拠を取得し、開発に成功した。
このウェアは世界でも認められ、2013年ドイツで開催された世界最大のスポーツ用品見本市ISPOの新商品コンテストで日本企業初の金賞を受賞した。
全国のゴールドジム、そしてスポーツ用品店に並び、ドイツにも現地法人を持つ。
彼の成功はどのようにして作られたのだろうか。
さあ…
株式会社ベネクス
代表取締役
中村太一様の登場です!
「いきいきと生きる!」
子どもの頃、誤って4階のベランダから宙吊りになった時、「今死んでいたかもしれない」と思いました。
その時漠然と、好きな事をとことんやって自分が生きた証を残せたら、と思ったのです。
起業しようと思っていたので、会社勤めは3年と決めていました。
沢山の事業を経験しようと決めて介護に特化したコンサル会社に入りましたが、2年半が過ぎた頃、父の体調が悪くなり、父の繊維製品問屋を手伝うため退職しました。
父の会社への入社を勧められたので条件を2つ出しました。
父が元気になるまでの期間限定であることと、自分の会社もスタートさせること。
入社後、機能性のある繊維が世の中にはあることを知り、繊維に興味を持ちました。
介護業界では「床ずれのケア」と「ヘルパーさんの高離職率」がビジネスチャンスだと思いました。
血の巡りが悪いお年寄りには、血流を上げる商材はないか?自律神経にアプローチ出来る繊維は無いか?と考え、微粒子開発が出来そうな会社を何社も訪問し、やっと見つかった会社で副交感神経を優位にする微粒子を開発し、特許も取得。
しかしそれを糸にするのに苦労しました。どうしても切れてしまうのです。
そのうちに借金も増えていきました。
2年かけてやっと出来たベッドパットを売りに行くと、テストで効果は証明されているものの、施設にも利用者さんのご家族にも経済的余裕が無く、売れませんでした。
そこで、昼夜を問わず働き自律神経が乱れがちなヘルパーさん向けに同じ糸でTシャツを作りました。
展示会に出すと、ゴールドジムの方がアスリートの休養に良いかもしれないと取り入れてくれました。
トップアスリートは皆、トレーニングと栄養は完璧でほとんど差がありませんが、リカバリーウェアを着た選手がみるみる成果を出し始め、話題になりました。
いつもと同じトレーニングでも、翌日の疲労感が全く違うのです。
これを皮切りに全国のスポーツ用品店から引き合いがありました。
2013年、ドイツで開かれた世界最大のスポーツ用品見本市ISPOで日本企業初の金賞をとり、ドイツにも法人を作り販売をスタートしました。
世の中のスピードが増し、知らず知らずのうちに周りのスピードに巻き込まれている現代。
自分のペースを取り戻してもらうためにも、休養時間はリカバリーウェアを着て自分軸を取り戻し、活き活きと暮らして欲しいです。
◆株式会社ベネクス
http://www.venex-j.co.jp/