近年では、スーパーや百貨店に行けば世界各国のチーズを購入できるようになった。
チーズには長い期間熟成させることで美味しくなるチーズと、フレッシュさが大切なチーズとがある。
ピザなどにも良く使われるモッツァレラチーズは、作った当日と2日目が美味しさのピーク。
生産地のそばでなければ、本当に美味しいモッツァレラチーズを食べることはできないのだ。
本日登場するスゴい人は、日本人の誰もがやらなかったことを形にした。
渋谷という都会のど真ん中でフレッシュチーズを毎日作り続け、都会において出来たての新鮮なチーズを食べられるようにしたのだ。
3 年前にお店をオープンして以来、沢山のメディアから取材を受け、連日多数のお客様が訪れている。
彼が成功した秘訣は何だろうか。
さあ…
株式会社nobilu
代表取締役 兼 チーズ職人
藤川真至様の登場です!
「事を成す」
岐阜の田舎町で育ち、近所にはレストランもあまり無く、日曜日に母が作ってくれるピザトーストが大好きで、クリスマスには宅配ピザを頼むのが楽しみでした。
料理が好きだったので、高校生の頃から家でパスタやピザを作るようになり、大学進学後はイタリアンレストランでアルバイトをして基礎を教わりました。
世界旅行をしようと魚市場で働いて 150万円を貯めて、大学を1年休学し、バックパッカーとして世界へ飛び出しました。
上海を経由してインド方面に行こうと思っていたのですが、何故かシベリア鉄道に乗りヨーロッパ方面に。
旅の途中で夢を追いかける人やフランスの星付きレストランで働いている人と出会い、ふと料理人になりたいという高校時代に思っていた夢がよみがえったのです。
無性にイタリアに行きたくなってナポリへ行くと、ナポリピザを勉強しに来ていた日本人達と出会い、その人達がすごくカッコよく思えて、自分の中の眠っていた気持ちに火がつき、その晩は眠れないほど興奮したのを覚えています。
すぐにナポリピザのお店を何軒も訪ね、飛び込みで働かせてもらいました。
近くのチーズ工房に見学に行くと、作りたてのチーズの今まで食べたことのないほどの美味しさに感動し、いつか自分でも作りたいとぼんやり考えていました。
その後、チーズ作りを学ぶ為にスイスの国境近くに3週間ほど住み込みで働きました。
結局インドには行かずそのまま帰国し、大学卒業後4年ほどレストランで働きました。
経営やチーズについても勉強し、いよいよ自分でお店を開こうと何名かの経営者の方の話を聞きに行きました。
当初エスプレッソマシンを入れてサンドイッチ屋をやろうと思っていたのですが、ある経営者の方の「何をやりたいかじゃなく何をやらないか」という言葉が強く心に残り、エスプレッソのあるカフェにせずチーズメインのお店にしようと決めました。
チーズは山奥で作るイメージがありますが、イタリアのモッツァレラチーズを題材に大学の卒業論文を調べた時に、街中でも十分出来る事が分かり 、情報発信地である渋谷で作ろうと思いました。
この新鮮さに興味を持ってくださり、多くのメディアに取り上げられ、予想以上に多くの人に認知されるようになりました。
これからも美味しいチーズを作り、新しい食べ方も提案し、チーズが出てくる素敵なシチュエーションを彩っていきたいです。
是非、ジューシーでミルキーな出来たてのモッツァレラチーズを召し上がりに来てください。
◆SHIBUYA CHEESE STAND
http://www.cheese-stand.com/
◆Onlineshop FRESH CHEESE Delivery
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営業時間:11:00~23:00 (L.I.22:00)/日曜日11:00~20:00
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