世界が認める眼科医のスーパードクターのスゴい人!

パイロットを目指す

一年後に購入する約束で2億円の手術用機械を納入してもらう

世界が認めるスーパードクター

生活していく上で視力は非常に重要である。
医学の進歩により、昔は失明に至っていた病気でも、今は完治できる技術力がある。
しかし、日本の眼科技術は世界に比べると20年も遅れているという。
そんな中、日本で唯一、世界最先端の手術法と機械を導入している眼科が横浜と六本木にある。
本日登場するスゴい人は、眼科医会の国際学会にて最高賞を世界最多20回も受賞し、世界のドクターが認めるスーパードクターである。
彼は1988年の開院以来、日本で最も多くの白内障、近視矯正、網膜硝子体などの眼科手術を施行し、多くの方からの支持を得ている。
彼はいかにして世界のスーパードクターとなったのだろうか?

さあ…
医療法人社団秀仁会深作眼科
理事長 深作 秀春様の登場です!

両親の姿から将来をイメージする

父は海軍パイロットで、戦後警察官になり、警察署長になりました。
母は助産師でした。
父からは飛行機の話をよく聞かされていて、路地から飛行機で飛びあがる夢をよく見ました。
塾など行かなくても神奈川県では当時は一番の進学校である横浜翠嵐高校に入った後に、勉強の方法がわからず、数学のテストで落第点をとってしまいました。
優等生が一気に劣等生になってしまったのです。
ここで考え方を変えて、100問程の代表的な問題だけを集めた解説の詳しい問題集を買いました。
これを何度も解き、1年後には全国模試で数学では1番を取るようになりました。

パイロットを目指す

高校生の頃、父がアメリカ視察に行くことになり、羽田空港に見送りに行きました。
その時、颯爽と歩いているパイロットの姿を見てカッコイイと思い、その瞬間にパイロットになると決めました。
調べてみると2週間後が航空大学校の応募締切で、なんとか間に合いました。
体力検査では、前の人がどうしても握力の合格数値が出ず泣きそうな顔をしていました。試験官がよそ見をした瞬間、後ろから手を伸ばし握力計を握ってあげ、彼も合格できました。
3次試験は、実際に飛行機で空を飛ぶ試験だと言われ、驚きました。
他の受験生は実際に飛行機で練習しているらしかったのです。
私は実機の飛行の操縦経験が無いどころか、計器の見方さえ全く知らなかったのです。
すると、2次試験で見覚えのある、握力測定を助けた彼がニコニコと近づいて来たのです。彼は自家製の飛行機計器の模型を持っていて、私に親切にも計器の見方を教えてくれたのです。
計器の見方を知った上に、試験当日は運が良いことに試験順が3番目で、前の二人の操作から感覚を掴み、初飛行にもかかわらず教官に褒められました。
昭和48年頃にオイルショックがあり、成田空港の開港も遅れ、日本航空の採用は地上職だけになりました。
ここで地上職なら辞めようと大学を中退し、医学部を目指しました。

医学部を目指す

私立大学医学部に正規合格しましたが、1600万円の寄付金が必要でした。
家を売ろうとまで思っていたという母の思いを知り、必死で頑張りました。
成績が良かったおかげで、予備校から講習費を免除してもらえました。
寄付金は払えないと話した日本大学に合格したのです。
すると、事務長が出てきて、「あなたは学科成績が1番だったので寄付金免除、入学金免除、授業料免除です」と言われたのですが、すぐ後に国立の発表があり、合格していました。
一度関西に住むのも良いなと思ったこともあり、国立滋賀医科大学に入学しました。

日本の遅れは30年

大学で英語の論文を沢山読んでいると、一般外科はそんなに海外との差はないのに、眼科に関してあまりにも日本が遅れていると知りました。
私がアメリカで身に付けた超音波乳化吸引術と眼内レンズ移植術の組み合わせが世界最先端でしたが、日本では私しかしていません。
周りはこの世界最先端手術を中傷しました。
しかし、私が手術をすると患者は術後視力1.0以上見えるようになるのですが、他の医師が古い方法で手術をすると0.1しか出ないのです。
厚生省の官僚は優秀で海外の医学も勉強されていたので、僕のやっていた手術こそ世界の主流と認め、私の方法にすぐに公式の認可が出ました。
すると、それまで悪口を言っていた大学病院の教授連中も私の手術法を真似し始めたのです。
しかし、基礎が出来ていませんから、ほとんどうまく行かずに視力が出ないのでした。
これではまずいと自費で講習会を開き、多くの医師達に教えました。
それでなんとか150年も遅れていた日本の眼科は、20年遅れぐらいにはできました。

一年後に購入する約束で2億円の手術用機械を納入してもらう

クリニックをスタートするにあたり、ビルを借りて機械を買うと3億円くらいかかります。貯蓄もないし、借金の担保も無い。
地元地銀の横浜銀行から8000万円何とか借りました。
メーカーの人に「1年だけ機械を貸してくれ、1年後には必ず買うから」と頼み込みました。私の腕の確かなのは世間が認めていましたので、メーカーは喜んで貸してくれました。
もしも駄目なら、生命保険を使うぐらいの気持ちでした。
初月は、1日に患者が10人も来ません。運転資金もどんどん減っていく。
ある時、朝日新聞からの取材申し込みがあったのです。
新聞関係者の家族の手術をしていたのです。
夕刊の全国紙1面に私の記事が出ると、電話が鳴り止まず、毎日40人以上の手術予約が入りました。
数か月後には、日本テレビから、朝の番組で白内障手術の生中継をしないかとの提案があり中継は大成功しました。
診察だけで8ヶ月待ち、白内障手術をするのに2年待ちという状態になったのです。

同業種からのヤッカミ

新聞に出ただけで眼科医会のボスからの嫌がらせが始まりました。
数え切れない程の嫌がらせをされてきました。
正しい事をしているのに流行る事に対するヤッカミです。
保険の審査会で技術も知識もないボス医師連中から「君ね、パイは決まっているんだよ。皆で分けるんだよ」と言われた時は愕然としました。
さすがに保険支払での組織ぐるみで嫌がらせをされた時は、困り果てました。
厚生省に直に相談すると、支払基金の悪行を全部調べ上げてくれて、悪のかぎりをつくした利権屋である地方のボス医師から賄賂をもらっていた市議会議員も落選し引退しました。

世界が認めるスーパードクター

海外では、眼科は外科であり、そこには心臓外科、脳外科よりも更に優秀な人が集まってきているのです。
一方で日本の眼科は眼科外科に向いていない人が多く来ます。
私の病院は常に最新の技術と機械を導入しているので、患者さんに「ここは日本ではありませんよ」とよく言います。
海外でランク1位の私が手術すると網膜の複雑な手術で1000万円ほどかかります。
しかし、日本では50万円程です。
非常に安い保険での費用でどこの病院でもかかれる日本の患者は幸せです。
我々にとっては、医療へのモチベーションは、多くの人々を救いたいとの思いからだけです。
国際学会で毎年のように最高賞を受賞していて、私のような世界のトップに上った者に対する基準が厳しくなっています。
やっと20回目の世界最高賞を獲得できた時、世界中から3000人集まっている眼科外科医の前で、国際眼科学会会長が「Hide Fukasakuは世界最高の眼科医だと、誰もが知っているが、今回再び挑戦者になり世界最高を獲得した。これはどんなに素晴らしい事か」と讃えてくれた時は流石に感慨深く、ジーンと来ました。

取材を終えて・・・

世界で否定されている事を、日本の眼科医療では平気で取り入れた事もあったそうだ。
海外に出ず日本でしか学んでいない医師は、世界基準で話す深作先生の事が理解できないという。
経済的な豊かさは大切だが、患者を救いたいという強い志を持ち続けている医者はどのくらい日本にいるのだろうかと思ってしまった。
大学病院を信じて足を運ぶ日本人、大学という看板だけを信じるのは危険すぎると思った。
子どもの頃、深作先生は3つなりたい夢があった。
1つ目はパイロット、2つ目は医師、そして3つ目が画家。
今年の5000人が応募した国際美術公募展のアートオリンピアでは40位前後だったそうだが、先生は本気で1位を狙っている。
近年は作家としても多くの本を書いているが、プロの画家としても注目される日が来るであろう。


プロフィール

深作秀春(ふかさく・ひではる)
眼科手術や手術器械の開発に世界的に貢献し、最新眼科手術を日本に紹介。
世界の眼科医療の発展に大きく影響を与えている。現在も欧米の医師教育に取り組み
海外での多くの講演を行う。あらゆる眼科手術を行い、現在までに15万件以上の手術を施行。その洗練され卓越した手術はアメリカなど世界での評価も高く、もはや芸術の域である。今年世界の眼科手術医療を根本的に変えた卓越した眼科外科医に送るクリチンガー・アワードに選ばれた。世界で歴代11人目であり欧米以外では初の受賞になる。

深作眼科HP
http://www.fukasaku.jp/
主な受賞・表彰・講演
http://www.fukasaku.jp/achievements/prize.html

著書:
◆視力を失わない生き方 日本の眼科医療は間違いだらけ http://amzn.to/2uDqPSe
◆やってはいけない目の治療 スーパードクターが教える本当は怖い目のはなし http://amzn.to/2u4gcXv
◆眼脳芸術論 眼科学と脳科学から解き明かす絵画の世界 http://amzn.to/2vcFp0r
◆深作秀春画文集 ARTを表現する http://amzn.to/2vcCwN0

   

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