仙台発!世界で活躍するエンターテイメント集団“SIRO-A”を立ち上げたスゴい人!

天性のエンターテイナー

個から群へ、己から他へのシフトチェンジ

多様な選択肢の中で残っていく挑戦

エンターテイメントと聞くと何を思いますか。
映像?音楽?お笑い?それらすべてを贅沢に閉じ込めた空間が今、日本に生まれています。
テレビでもなく、コンサートでもなく、寄席でもない、そこは全く新しい空間。
今の時代を切り取った瞬間が溢れる確かなる時間。
あなたはまだ経験していないのですか?

さあ…
エンターテイメント集団 SIRO-A
演出家 Cocoona様の登場です!


天性のエンターテイナー

子どもの頃から目立ちたがりでしたね。
幼稚園のお遊戯会でも物怖じしない性格をかわれて主役でしたし、親族で行くカラオケでも率先して歌っていました。
小学校では大きな声が先生に気に入られて校歌斉唱の代表でした。
中学校では好きでやっていたCHAGE and ASKAのモノマネを生徒会からのオファーで披露したりもしました。
人を楽しませることが昔から好きでしたね。
これはおそらく父の影響だと思います。
父は人前に立つのが好きな人で、思い立ったら即行動の人でしたので。
中学校3年の時には当時仙台へ進出したよしもと新喜劇のオーディションに合格。
同期には、今ではトップタレントになった方もいます。
友人と即席で組んだコンビで始めた活動でしたが、大きな経験となりました。
当時はあまり将来について悩んだ記憶がなく、エスカレーター式にエンターテイメントの世界に入って今日を迎えています。

SIRO-Aの成り立ち

高校時代は演劇部員とよしもと芸人の二足のわらじ。
多くの友人を演劇部へ巻き込みました。
音楽をやっている友人に楽曲制作を依頼したり、野球をやっている友人に無理やり映像を担当させたり。
この当時の高校の友人たちが今でもSIRO-Aのコアメンバーです。
高校卒業後、仲間と劇団を旗揚げしました。
当時は仲間と面白いことをするのがただ楽しくて、これで稼いでいくんだという意識は薄かったですね。
感性のままに写真集を出版したり、コント漫画を描いたり、SIRO-A TVという深夜番組の中でオリジナル企画もしました。
商店街の真ん中に段ボールでモグラたたきを作って、通りすがりの人が100円払うと、モグラの代わりにメンバーが飛び出てくるような企画です。
社会人になってもそれぞれが仕事を持ちながら活動を続けて、10年くらい過ぎました。

自己中心から観客中心へ

メンバーも20代後半に差し掛かった頃、ようやく将来について考え始めました。
このままSIRO-Aを続けていっていいのか、結婚はどうするのか、なども視野に入り始めたんですね。
このままアマチュアとして続けていくのはやはり難しいなという思いもあって、プロになるかグループを解散するかという選択を迫られていました。
2008年に東京劇団フェスへ東北代表として参戦することに。
これで結果が出なかったら、終わりにしようと覚悟を決めていました。
自信作をメドレー形式で引っ提げて、優勝を目指しいわゆる背水の陣で臨んだ大舞台でした。
が、結果は2位。
このSIRO-Aは自分が始めた活動だったので幕引きも自分がしなきゃと思っていましたし、本当に暗い気持ちでした。
そんな時、主催のアミューズから1本の電話が。
アーティスト契約のお話でした。
まさに青天の霹靂。
これによって全国区を目指すといった具体的な将来の目標が見えてきたのです。
しかし期待が膨らむ一方で、我々自身の意識改革も必要となってきました。
いわゆるアマチュアからプロフェッショナルへのシフトチェンジ。
自分達が楽しいと思うものから、観客主体のステージ演出へ。
まだプロジェクションマッピングという言葉が無い時代。
我々のステージは一体何なのだと突き詰めて考える必要が出てきました。
そんな時に上海万博への出演オファーをいただき、右も左もわからず、英語もましてや中国語も不自由なまま上海公演へ。
結果は、大成功。
この経験から我々の演出は海外でも伝わるのだ、いやむしろ海外の方が伝わるのだと確信しました。
2012年、世界的権威のエディンバラ・フェスティバル・フリンジで入賞し、さらに活動が加速しました。

個人の挫折とグループの成功

SIRO-Aにプロへの可能性が開けたちょうどその頃、僕自身に問題が生じました。
リーダーとしての責任感から、感情的になったり、トップダウンで演出企画をしたり、知らず知らずのうちに身勝手になっていて。
それはグループに良い影響をもたらすはずもなく、メンバーの雰囲気は険悪になりました。
そんな空気を察して、ある日、僕はリーダーをクビになりました。
僕個人としての完全なる挫折です。
代わりに当時のマネージャーがグループのハブとなり、皆の意見やアイデアを集めるという期間が2年くらい続きました。
僕は傍からそれを見ていたのですが、驚いたことにメンバーから良い案が次々に生まれてきたんですね。
トップダウンの企画では決して出てこない、独創的で斬新なアイデアが続々と。
当たり前のことなのですが、その時「個の力<グループの力」であると気が付きました。
そこからはチームの先頭で旗を振るのではなく、後方支援の立場に徹するようにしました。
縁の下の力持ち的な。
そうすることで様々な事が潤滑に進むようになったんです。
僕が個人的に挫折することによってグループが成功に向けて進んでいく。
これは大きな経験でした。
SIRO-Aはメンバーの個の力がMix-Upしてグループの成功につながっていくんだと感じています。

未来へ向かって

我々の夢はNYのブロードウェイでの成功です。
そのために今何が不足していて、成功するSHOW MODELとは何なのかを常に模索しています。
例えば有名なシルク・ドゥ・ソレイユはサーカスから動物とピエロの要素を差し引いて成功しました。
またカメラ業界の革命児GoProはカメラの性能をぎりぎりまで絞り込み、軽量化と利便性を実現しました。
まさに足し算ではなく、引き算。
僕らはエンターテイメントにおける極限のミニマイズに挑戦してみようと思います。
ファストフード、ファストファッション、そしてファストエンタメ。
いかに時代に即したコンパクトなステージを実現するか。
2017年5月15日から、浅草の夢街劇場で定期公演を行います。
浅草はエンタメのコンテンツが非常に多い町です。
観光地であり、古くからの文化が息づく町であり、老若男女それぞれが楽しめるエンタメがそろっている町です。
僕たちが浅草で公演する意味は何なのか。
多様化した分刻みのスケジュールの海外観光客や、若者のデートコースに残っていくために、僕らは30分で勝負する。
いわゆるコンサートや舞台鑑賞ですと、その前後を合わせると何時間か必要ですよね。
でもエンタメが30分だったら、1日の中でもっとたくさんのことが時間的に可能になります。
コーヒーを飲む感覚でエンタメを楽しむ。
本来の日本のもつ禅的なミニマルかつシンプル、そしてコンパクトな新しいエンタメを我々は実現し、今の時代に残っていく。
浅草から現代日本文化の一大ムーブメントを起こしていきます。
応援よろしくお願いいたします。

取材を終えて・・・

古来の日本文化は世界で高い評価を受けてきた。
禅思想や侍、忍者。近代文化としてはアニメやファッション、音楽など。
日本のオリジナリティ溢れる独特の発想は今日でも海外から賞賛されている。
今回の取材の中で感じたのは「原点回帰、そして再始動」。
古来の日本文化がたどってきた世界進出の軌跡を、SIRO-Aは彼らのオリジナルとして30分に詰め込んで、浅草からまた世界を席巻し始めるのだ。
まさにThat’s ZENtertainment!


プロフィール

Cocoona(コクーナ)
エンターテイメント集団 SIRO-A 演出家
「テクノサウンド」と「映像」そして「パフォーマンス」の融合を表現する次世代型エンターテイメント集団。

2002年東北・仙台で結成。
2011年8月に、スコットランドにて行われた世界最大の演劇祭「エディンバラ・フェスティバル・フリンジ」にて1ヶ月の公演を行い、『Spirit of the Fringe2011』を受賞。
2014年はドイツ・アメリカツアー、そして全117公演に及ぶロンドンロングラン公演を行い、London Cabaret Award のBest Circus/Speciality Act部門を受賞した。
2015年、アメリカの人気オーディション番組、NBC「America’s Got Talent」に出場。
審査員の大絶賛を受け、セミファイナリストに選出された。
2016年以降、欧米に留まらず、アジア・中等・南米と活動の幅を広げている。

◆That's ZENtertainment! ロングラン公演決定!
【プレビュー公演】5月15日(月)~5月20日(土)
一般 1,200円(消費税込) /グループブッキング4名 4,000円(消費税込)
【本公演】    5月29日(月)~6月27日(火)
※7月以降のスケジュールは近日公開予定!!
一般 1,500円(消費税込) /グループブッキング4名 5,000円(消費税込)
全席自由席 *3歳以上有料
会場:浅草六区ゆめまち劇場
http://yumemachi.jp/
詳細はオフィシャルホームページへ!

◆白Aオフィシャルホームページ
http://www.siro-a.com/
◆That's ZENtertainment! 特設ホームページ
http://www.siro-a.com/zentertainment/
◆That's ZENtertainment! トレーラー映像

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