日本最古のレコード会社を率いるスゴい人!

本日登場するスゴい人は、1910年創業の日本最古のレコード会社“日本コロムビア”を率いるスゴい人!
彼は伊藤忠商事に12年間勤めたのち、幅広い業界で社長を歴任。
2010年より日本コロムビア取締役となり、代表取締役副社長を経て、2015年4月に代表取締役社長に就任した。

106年という長い歴史を持つ会社を率いるスゴい人の考えとは?

さあ…
日本コロムビア株式会社
代表取締役社長
吉田眞市様の登場です!

「温故知新」

就職活動をする際、恩師に「お前は何がしたいんだ」と聞かれ、「人が好きです」と答えると、「じゃあ、商社に行け」と言われ、商社へ就職。
商社時代に国内外で事業を行う経験をして会社経営の面白さを知り、事業や人を成長させたいと思い、12年間勤めた商社を離れ、経営者を目指すようになりました。
もちろん、責任の度合いも違いますし、大変なことも多いですが、一人でやっているわけではないので、みんなが志を一つにして同じ方向に向かっていけるように常々考えています。
会社の考え、トップとしての考え、社員の考え、周囲の取引先の考え、そういった考えをシェアして同じ方向に走っていくのです。

当社は2010年に経営母体が変わり黒字化したものの、2014年3月期に業績が落ち込み、組織や事業の構造改革をするにあたり、社内の人間だけでは変えきれないこともあるため私に白羽の矢が立ち、2015年4月に社長に就任いたしました。
今まさに、構造改革の実行中です。

私は「温故知新」の精神で経営を行っています。
当社は106年という歴史を背負っており、歴史や先輩たちの経験はとても大事ですが、その場にとどまっていては変革する業界に取り残されてしまうので、切り拓いていくことも大事です。
どちらか一方ではダメで、両立させる必要があるのです。
私は途中で投げ出すことが好きではないので、投げ出すことはしてきませんでした。
人は死ぬまで成長し続ける生き物だと思いますので、成長を諦めてはいけません。
事業も、苦しいこともありますが、成長を楽しんでいます。

いろいろな業種を経験してきましたが、一貫して言えることは信頼関係、責任感の重要性です。
一人ひとりの能力の差は、それほど大きな差にはなりません。
ですが、困っている時に助けてくれる人がどれだけいるかは、大きな差になります。
助けてくれる人が1人なのか10人なのか、100人なのか。
10倍、100倍という大きな差が生まれるのです。
結果論ですが、これまで様々な業種を経験してきたことが強みとなっていると思います。

当社は過去長い間、国内のレコード会社の中でNo.1の座を保持してきましたが、現在は下位に甘んじているため、私は再びNo.1を目指したいと考えています。
そのためにはイノベーションを起こし、新しいビジネスモデルへのチャレンジや、新しいマーケットを作る気概がなければなりません。
当社の変革から日本の音楽・エンターテインメントを元気にしていきます。

◆日本コロムビア株式会社
http://columbia.jp/

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