40秒で似顔絵を描き“世界最速似顔絵デザイナー”と呼ばれるスゴい人!

わずか40秒であらゆる人の似顔絵を描き、「世界最速似顔絵デザイナー」の異名を持つスゴい人が本日登場する。
彼は今日までに6万人以上もの似顔絵を描いてきた。
また彼はデザイナーとしても活躍し、これまでに多数のグッドデザイン賞を受賞している。

人の印象を捉え、それを秒速で絵の中に落とし込むという技術は、彼にとってこの上ないコミュニケーションツールとなった。
似顔絵を使って、人と人、モノ、街など、さまざまなつながりを作り出すことが使命だと語る、その思いに迫ってみよう。

さあ…
似顔絵デザイナー
柿本賢治(Mr.KAKKY)様の登場です!

「瞬感イラストレーター」

子どものころから絵は好きで、小学生の頃から描いていました。
一方で野球少年でもあり、高校生まではプロを目指していましたが、絵のほうが自分も楽しく、多くの人を喜ばせることもできると、デザインを仕事にすることを決めました。
その後、東京藝術大学を経て日立製作所で工業デザイナーとして28年間勤めた後に独立しました。

デザインのようなクリエイティブな仕事は、基本的に「古いものと新しいものをいかに組み合わせるか」に尽きる、と考えています。
伝統と革新、古典と先鋭。
いかなる表現も、その時代ならではの感性の産物ですし、また同時に、先人たちの膨大な仕事の積み重ねの上に成り立つものでもあります。
そうした歴史的な流れを横目に見つつ、そこに現代の感覚をどのように結合・融合させていくか、その繰り返しが我々の日々の仕事だと言ってもいいでしょう。

仕事自体を苦に感じたことはありません。
ただ、日立時代に二度赤字を出してしまい、それが原因で部門が削られ、部下もいなくなるという経験をした時が一番辛かったですね。
自分の頑張りだけではどうにもならない事もあると身に染みて感じました。
この頃に出会った本によって、その辛さを乗り越えることができました。
その本は「ひとりでも強い思いを持つ者がいれば変えられる」と教えてくれて、前進するしかないのだと、気持ちを立て直すことができました。

似顔絵を描き始めたのは、もとは会議の内容や出会った方を覚えておくための記録用でした。
時間を計ってみると、1人当たりわずか40秒で描けると分かりました。
短い時間でも人の印象は大体見抜けるのですね。
その後、営業やプレゼンなどさまざまな場で、似顔絵はコミュニケーションツールとなりました。
第一印象というのは案外間違えませんし、だからこそ大事にすべきだと思いますね。
人でも物でも、はじめて見た時の印象は強いものです。
その印象、特に良い印象を相手に伝えていくことで相手も心を開いてくれます。
私の場合は、そのための道具が似顔絵でした。
人とつながれるだけでなく、相手に対して良いイメージを持っているという気持ちを伝えることもできます。
会った瞬間に感じ取ったことを絵に描いている、という意味で、私は自ら「瞬感イラストレーター」と位置づけています。

人とつながることは、感謝や感動、喜びなど、ポジティブな思いを伝えること。
「百万人の笑顔を作る活動」を、今後も続けてまいります。

◆FACE COMMUNICATION
http://face-com.com/

◆宇部ふるさと大使~宇部市広報・シティセールス課
http://www.city.ube.yamaguchi.jp/shisei/kouhou/furusato/index.html

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