かつてJリーグを夢見た少年は、高校を卒業後、夢を叶えJリーガーになった。
しかし、2年半で戦力外通告を受ける…。
数年後、彼はビジネスで大成功し、自分が所属していたチームのスポンサーになった。
彼が経営するのは、大阪を中心に全国へ30店舗以上展開している買取専門店「なんぼや」。
みなさんも目にした事があるのではないだろうか。
彼はリユース業界にすごいスピードで改革を起こしている。
設立初年度に年商32億円、翌年度は64億円、3年目は125億円と毎年右肩上がりで成長を続け、今年度は230億円を目標としているという。
一度は大きな挫折を味わった彼は、いかにしてビジネスで大成功を収めたのだろうか?
さあ…
株式会社SOU
代表取締役社長
嵜本晋輔様の登場です!
「決断」
小学4年生からサッカーを始めました。
高校3年間ガンバ大阪の方にプレーを見ていただき、スカウトされ卒業と同時にJリーグへ。
しかしプロの世界は甘くなく、2年半で戦力外通告を受けました。
サッカーを諦めることが出来ず佐川急便のチームに入り、午前中は工場で荷物の仕分けをし、午後は土のグラウンドで練習する日々で、夢見ていた世界からのギャップに悔しさを噛み締めました。
サッカーの実力は自分で理解していたので、その後、父や兄が働いていたリサイクル業を始める事にしました。
いつもリサイクルという仕事の面白さや深さを聞いていたので、自然とその世界を見たくなったのです。
この商売の基本は安く仕入れて高く売るのですが、まずは人間関係を築く事が肝心です。
私は、主目的の商品以外に、タンスに眠っているブランド品や宝石も買い取らせていただき、販売するようになりました。
自分が買い取った商品が新しいお客様の手元に渡り、喜んでいただけることがうれしく、やりがいを感じました。
最初はネットオークションで個人の方に販売していましたが、より高く、効率的に販売するために、BtoCではなくBtoBへ一気にスライドし、オークション会社への販売を始めました。
勝算があると思い、買取専門店をオープンすると、リサイクルショップの月の売上を2週間足らずで更新できたんです。
それが自信となり、店舗展開をしました。
店舗で気をつけたのはお客様の入りやすさ。
個室を用意し、アロマを焚き、お茶やお菓子を出してリラックス出来る空間を提供します。
そして何より、単にモノに値段をつけるのではなく、お客様と商品との想い出の背景をしっかりとお聞きし、納得いただける金額提示をすることでした。
たとえ他社より買取金額が低くても「貴方に売りたい」と思ってもらえる事が大切なのです。
今では、売上の30%はリピーターのお客様です。
自社でBtoBオークションを立ち上げると、商品の入口から出口まで社員に見せることが出来たので、社員の成長速度が格段に早まりました。
ここまで成長できた秘訣は、切り替えが早かったこととポジティブであること。
過去の成功体験に引きずられなかったのは、華やかな世界から真逆の世界を見たお陰です。
諦める決断、前向きな撤退ですね。
これからは、一般のお客様にも商品を提供していきます。
単に売るのではなく、弊社から販売した商品を大切に見守り続ける仕組みも作って、モノを大切にする世の中を作っていきます。
◆「なんぼや」を運営する株式会社SOU代表 嵜本晋輔のブログ
http://www.ai-sou.co.jp/president/
◆株式会社SOU
http://www.ai-sou.co.jp/
◆買取専門店「なんぼや」
https://nanboya.com/
◆予約制買取専門店「BRAND CONCIER(ブランドコンシェル)」
https://brand-concier.com/
◆BtoBオークション「STAR BUYERS AUCTION(スターバイヤーズオークション)」
http://starbuyers-auction.tokyo/