本日登場するスゴい人は、ミュージシャンとして活動しながら20年以上にわたりエデュテインメント(教育エンターテインメント)に携わり、TV番組、子ども英語教材(CD/DVD)などへ向け多くの曲を送り出し、活躍しているスゴい人!
彼はアメリカ、ニューヨーク州で生まれ、自然豊かなマサチューセッツ州で育った。
初来日は高校生の時、交換留学だった。
大学時代をアメリカで過ごしたのちに再び来日し、ミュージシャンとして活躍。
1998年からNHK教育テレビ「えいごであそぼ」に出演。
2001年からは“お兄さん”として出演し、即興で曲を作り、子どもと一緒に歌う彼のコーナーは大人気で、16年間も続いている。
彼の活躍を支える考えとは?
さあ…
ミュージシャン
エリック・ジェイコブセン様の登場です!
「やる時はやる!」
5歳の頃から父のギターを弾き始め、10歳のクリスマスに自分のギターを買ってもらった時は、本当に嬉しかったのを覚えています。
中学時代はブラスバンドでトランペットを吹き、ギターは家で弾いているだけ。
高校生になってからやっと家からギターを持ち出し、人前で弾くようになりました。
パーティー会場に行き、即興でコミカルな歌を歌うと会場は大爆笑。
でも、音楽を仕事にしようとは思っていませんでした。
進路を悩んでいた頃に交換留学の話を頂き、やりたいことが見つかってないので調度良いと思い、日本の事もよく知らないまま日本へ。
ヨーロッパと同じような外国だと思って来たら、全く言葉が通じないしわからなかったので驚きました。
最初の3ヶ月は日本語がわからないから誰とも話せずとても寂しかったです。
でも、この時期に色々と考えることができ、以前は書けなかったような、素直な100%の気持ちをぶつけた歌を作るようになったのです。
留学生の前で作った歌を披露すると「私の気持ちを歌にしてくれてありがとう」と言われ、自信になりました。
アメリカに戻って大学で日本文学を学び、大人になった目線でもう一度日本を味わおうと来日しました。
自分に課した条件は、毎日の生活の中で音楽を失わない事。
英語講師のアルバイトからスタートしましたが、ストリートミュージックで家賃も払えるようになり、アルバイトを辞めました。
一番悲しかったのは、未来も見えない中、工事現場のゴミを集めて捨てる仕事をした時でした。
辛くて「こんな生活を辞めたい」と音楽仲間に話すと「もうちょっと頑張れ!」と励ましてくれました。その一言で前に進めました。
心配がピークに達して神経質になっていた時、「心配という感情は役に立たない。何か問題があればそれを解決する行動をすれば良い。しないなら心配することを捨てよう」と決めました。
するとその1ヶ月後、作曲・編曲の仕事が入りました。
更にその仕事の休憩時間に、高校時代に良くやっていた即興で子ども達と歌っていたら、プロデューサーから新しい仕事を頂くことになりました。
それが即興で歌を作り、子どもと一緒に歌うコーナーへと繋がりました。
心配事が多い時代ですが、行動しないなら心配しない事が重要だと思います。
そして、やる時は100%で「やる!」これ大事だね。
◆エリックオリジナルCD
http://www.hieric.com/shop/
◆オフィシャルホームページ
http://www.hieric.com/