本日登場するスゴい人は、知的・発達障がい・ダウン症やてんかんのある方を対象とする日本初の少額短期保険会社を設立した人物。
これまで、障がいがある方方は保険への加入が難しいと言われていた。
彼らの提供する保険では、病気やケガの時の医療保障や死亡保障、その他にトラブルが起きた時の法律相談や弁護士委任費用の補償が可能な権利擁護費用保険金、個人賠償責任保険金があり、多くの方から支持を得て現在契約数は約4万件にのぼる。
さあ
ぜんち共済株式会社
代表取締役社長
榎本重秋様の登場です!
「ともに助け ともに生きる」
外資系の損害保険会社で働いていた時に、障がいのあるお子さんを持つ方から、お子さんが入れる保険が無くて困っていると相談を受けたのが、ぜんち共済の始まりです。
障がい者の方とその保護者が抱える不安を聞いて、保険で役に立ちたいという気持ちから、平成12年に「全国知的障がい者共済会」を立ち上げました。
同じように悩んでいる方の需要があり、契約数は着実に伸びていきました。
発足から約6年が経ち契約数が2万件ほどになった頃、法改正があり、廃業するか保険会社を設立するかという選択を迫られました。
皆さんの「何とかしてくれ」という想いを受けて作った共済会でしたので、やらなければ仕方がありません。引き受けた以上はやり切らなければと、会社設立を決断しました。
しかし、保険会社の認可を受けるまでには本当に苦労しました。
準備に2年間を費やし、人もお金も集まらず、その間は営業ができないのでお金は減っていく一方でした。もうダメだと思ったことも何度もありました。
認可を受けるために、毎週新たな資料を作っては戻されるという事が繰り返されました。
寝ても覚めても常に仕事の事を考えていました。
解決策の見えない日々に、ついには心が病んで、駅のホームでうずくまることもあり、通勤途中に線路を眺めながら「飛び込んだら楽になるかな」とまで思いました。
しかし「約束を果たさなければ」という思いが、辛くても苦しくても背中を押し続けました。
当時先輩や経営者仲間にアドバイスを求めて話を聞きに行っていた中で、同じく少額短期保険の会社を始めようとしている、財務や法務など5人のエキスパートチームと話す機会がありました。
しばらくして彼らが会社設立を断念したと聞き、手伝ってほしいと声をかけると、全員が賛同して設立に協力してくれました。
彼らのお蔭で無事に会社を設立でき、更に営業を開始してからも昔の仲間や友人たちが、アフター5の時間を使って事務仕事を手伝ってくれました。
ここまで来られたのは支えてくれた方々のお蔭です。本当に感謝しています。
世の中には、保険を必要とする人がまだたくさんいます。
私たちは障がい者保険のスペシャリストを目指すと同時に、本当に役立つ保険を提供できるよう、今後も努力し続けます。
そして、社員とその家族を幸せにできる、自分たちもお客様も幸せになれる会社を目指し、コツコツと身の丈に合った成長を続けたいと思っています。
◆ぜんち共済株式会社
http://www.z-kyosai.com/
知的障がいや発達障がい、自閉症、ダウン症などの方が安心した生活をするために加入する「基本保障保険」。少額短期保険だからこそ生命保険と損害保険の良さを合わせ持つ保障を実現しました。