私財を投じてアジア人留学生の奨学援助を行う財団を設立したスゴい人!

本日登場するスゴい人は、アジア14か国から日本の指定大学へ通う、経済的に貧困で学業成績優秀な学生へ奨学金などの支援を行う「公益財団法人竜の子財団」の設立者であり、理事長であるスゴい人。
彼は2007年に約50億円の私財を投じ、財団を設立。
2011年には内閣府より認可を受け、公益財団法人となった。
今日までに約250名の卒業生を輩出している。

彼は22歳で起業して約30年続く会社の経営者だが、どのような想いで社会貢献活動を行っているのだろうか。

さあ
公益財団法人竜の子財団 理事長
株式会社アルデプロ 会長
秋元竜弥様の登場です!

「我信我道」

1988年、22歳で内装業の会社を設立し、その3年後、26歳の時にバブルが崩壊しました。
30億円の借金を背負った上に金融機関は離れ、更に当時約100人いた社員は3人を残してみんな辞めてしまいました。
まだ幼い子ども二人がいるのにどん底に落ち、一家心中という選択が頭をよぎったこともありました。
しかし冷静に分析すると、原因は「理念が無い」ことだと気づきました。
経済のみを求めていたため、会社の業績が悪くなると人が離れてしまったのです。

それから、理念を求めて色々な本を読みました。
その中で、親鸞聖人の人生の目的をあらわす「無明の闇を知恵の太陽で生きる」という言葉に出会いました。
無明の闇とは誰にでも起こり得る様々なトラブルのことで、知恵を使ってどのように乗り越えるかが人生の目的だと知ってからは、トラブルが起きても「何でこんな目に」と落ち込んだり、挫折することは無くなりました。
そして当社の理念として「三つ(経済的・身体的・心)の豊かさの追及」を掲げ、約8年かけて負債を返済しました。

その後、サブプライムローン問題、リーマンショックで急激に資産価値が下がり、再び800億円の負債を抱え一度は顧問になりましたが、身体の豊かさを追及し空手を始めて、かけがえのない仲間ができ、これも今ではいい機会だったと思っています。
理念を持つ事で会社がかわり、リーマン・ショックの危機は全役員が辞職することなく乗り越えることができました。

財団は、私が40歳の頃に私財50億円から始めた活動です。
おかげさまで内閣府からも認められ、2011年には公益財団法人となりました。
毎年約30名の学生を支援し、これまでに250名の卒業生を輩出してきましたが、経済支援だけでなく、交流会などを通じて留学生に日本文化を体験してもらい、必ず自分も参加するようにしています。
財団では、理事や評議員という役割を、卒業生で運営できるようにすることが現在の目標です。

欧米では社会貢献は当たり前の行動ですが、日本にはまだ浸透していません。
豊かになった人は手を差し伸べ、手を差し伸べられた人は感謝する。
何の見返りも求めない活動が、思わぬところで私を助けてくれたことも何度もありましたし、ビジネスの人脈とボランティアの人脈は全く別物です。

今後も、財団の活動により心を豊かにし、事業で経済的に豊かになり、空手を通じて身体的な豊かさを得て、三つの豊かさをバランスよく追及して参ります。

◆公益財団法人 竜の子財団
http://www.tatsunoko.jp/

◆株式会社アルデプロ
http://www.ardepro.co.jp/

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