本日登場するスゴい人は、節水バルブでシェア日本一を獲得したスゴい人。
彼の行う節水方法は、水道の蛇口部分に節水バルブを取り付けるだけで、平均15パーセントから20パーセント、結果が良いところでは、なんと40パーセントの削減効果を生みだすと言う。
日本の節水器メーカーで唯一の節水保障・節水保険付き節水システムで、今や学校や病院、飲食店やホテル、美容院やフィットネスクラブなど、水を扱う様々な業種、約7100社の企業で導入されている。
彼の販売している「アクアクルー」という節水バルブは、どの種類の蛇口にも対応するという。
今では日本一のシェアとなっているが、創業当時は、飛び込み営業ばかりの毎日で、誰も取り合ってくれず、売れない日々が続き、血尿が出るほどつらかったと語る彼。
もう駄目だと思ったときに、駄目もとで、地域の特性を活かす逆転の発想に打って出て乗り切ったという。
その方法とは?
さあ…
アクアプラン
代表取締役
北山喜一様の登場です!
「役に立つ人間でありたい」
私の父親は自営で大工、母親は美容師でお店をやっていました。
両親とも経営者の家に一人っ子で生まれ、商売人というのはこうなんだなって、小さいながらに感じて育ちました。
両親の影響もあり、自分も起業して独立する事に。
ある方から教えてもらった節水の技術を使い、地元でやればなんとかなるだろうと地元・富山で会社を立ち上げました。
しかし、それが大失敗でした。
富山県は井戸水・地下水が豊富で水道料金を減らしたいという需要がなく、水道料金の節約がカギを握る節水ビジネスとしては、最低の場所だったんです。まったくの無知でした。
飛び込み営業をかけても、見積もりは出させてくれるんですけど、契約が一向に決まらない。
独立して、やっぱり上手くいかなかったねって言われることが嫌でしたから、自分の為、家族の為に、歯を食いしばり、販路をどう開拓し、どう業績を上げていくかを毎日考えていました。
富山では、自宅に薬箱が置かれて薬を使った分だけお金をいただく薬売りが有名なので、そのビジネスモデルを真似できないかと考えました。
そして、節水バルブの在庫が倉庫にあったので、それをお客様の事業所に無償で付けて差し上げよう。
使ってもらって水の使用量を削減できれば買ってもらえるのではと思い、倉庫に置いていたバルブを全部車に積んで、それをお客様先に付けて行くという作業を必死でやり続けました。
結果は大成功。使用して効果を実感した方が次々に節水バルブを購入してくださるようになったのです。
経営っていうのは、社員だけでなく代表者も明るく元気なのが一番だと思っています。
健康であれば、絶対毎日働けるわけだから、しっかり頑張っていればこの苦境を絶対に脱出できる。
僕は様々なご縁をいただいて今ここまで来られています。
出会いで人に助けられているので、他人の利益から自分の利益を出すという精神で、他人の利があってこそ自分の利だと考えます。
困っている人が居れば自分のできる範囲で役に立てば、必ずどこかで返ってくると思うのです。
資源を大切にするお手伝い、地球にやさしく自分も動いていたら報われることもあったりするんじゃないかな。
先ずは自分が動いて、誰か困っている人の為になることを、これからもやっていこうと思っています。
◆アクアプランHP
http://www.aquaplan.jp/ecoteam/etc/aquacrew/top.html