サッカーワールドカップを主催し、209カ国・地域が加盟するFIFA。
その求めに応じ、サッカーのすそ野を広げるための指南役“FIFAコンサルタント”として活躍するスゴい人が本日登場する!
常勤としては世界で計10名ほどしかおらず、日本人はただ1人。
その仕事はFIFAから依頼を受けて国を訪問し、協会の課題を聞き取り、適した経営手法を考え、指導すること。
彼が手がける仕事へのFIFAからの評価は高い。
彼の仕事のベースには、日本人らしく丁寧に仕事を組み立て、相手の気持ちに寄り添う姿勢があるという。
さあ…
FIFA
Consultant
杉原海太様の登場です!
「後悔しない選択」
日本の大学院を卒業後、コンサルティング会社に入社。
5、6年経つと仕事にも慣れ、プロジェクトでも成果を出せるようになり、ある程度の満足感と達成感を感じていました。
でも何故か、この繰り返しの先に充実した日々を送る自分をイメージできなかったのです。
環境を変えれば違うかもしれないと転職しても、やはり気持ちは変わりませんでした。
そんな時、海外にあるスポーツ系の大学院に行って活躍されている日本人の記事を目にしました。
それを見たらすごくワクワクして、「これをやらなければ死ぬ時に後悔する!」と思い、強い想いというよりも、ごく自然に人生の選択をしていました。
会社を辞め、TOEFLで入学に必要な点数を取るために、自宅浪人生活を始めました。
しかし一向に点数が上がらず、将来の道もまだ全くわからない中で、この努力が実るのか非常に不安になった時期でした。
それでも、やるしかありません。
何とか1年弱で海外の大学院に合格し、海外旅行もしたことが無かったのですが、33歳で留学という形で初めて海外へ行きました。
しかし、学校に入ってからも英語に苦しめられました。
足りない語学力を補うため、学校の授業が始まる1ヶ月前に英語準備コースに行くと、その中でもビリ。
社会である程度成果を出してきたのに、自分より若い人達ばかりの学校ではビリという自分の現状を最初は受け止めきれず、また言葉の壁に苦悩しました。
コツコツと勉強して努力を積み重ねたこと、拙い英語ながら、モノマネをしたりいじられキャラになったりした事でコミュニケーションが取れるようになり、壁を超えることができました。
卒業後は留学先の大学院の先輩が働いていたアジアサッカー連盟に入り、マレーシアで8年間勤務していたら、FIFAから自分が出してきた成果を評価されて、声を掛けてもらい、コンサルタントとしての仕事が始まりました。
今はチューリッヒのFIFA本部からの連絡を受け、指定された国に行き、運営に関するアドバイスをしています。
スポーツを盛り上げるには、運営面が非常に大切です。
運営がうまく行けばスポンサーも増え、資金が増え、選手にとっても良い競技環境を整えられます。
日本ではまだまだ、スポーツの運営マネジメントの仕事が定着していません。
もっと多くの人にマネジメントの仕事を知ってもらい、やる気のある有能な人が集まる環境を作っていきたいです。
そして、日本人の仕事への姿勢は海外でも評価が高いので、若い人には海外でもどんどん活躍して欲しいと思っています。
◆リアルから「新しい思考」をみつけるサイト
Real Culture.net(リアルカルチャードットネット/6月下旬開始予定)で
『(仮)FIFAコンサルタントの7つの思考』の連載企画スタート!
◆8/26 講演会:FIFAコンサルタントと考える「スポーツ界で働く事、海外で働く事」
会場:日本写真判定株式会社本社
〒102-0071 東京都千代田区富士見2丁目4番11号
応募開始日: 6/15
http://www.premiage.com
ホームページから申し込み受付で、7月31日に締め切り。応募者が多い場合は抽選です