初代蹴拳ウェルター級日本一になったスゴい人!

今キックボクシングで注目されている選手が、本日登場する。
つい先日、初代蹴拳ウェルター級チャンピオンに輝いたばかりの彼は、努力の人だった。

複雑な家庭環境の中、双子の弟と寂しさを癒し合いながら育った過去。
今では周りも驚くくらい仲がいい双子には、そんな過去があった。

勝てない時代を乗り越え、悲願の日本チャンピオンへ。
どうして勝てるようになったのか?
26歳の彼の口から語られた、勝てるようになった秘訣とは?

さあ…
キックボクサー
虎宇輝様の登場です!

「周りの方々に感謝」

僕は一卵性双生児として生まれ、ほとんどおばあちゃんに育てられ、寂しくていつも弟と二人肩を寄せあって泣いていました。

小学校3年生の時から野球を始めました。
双子の弟は何をやってもセンスがあって、野球でも先にレギュラーになり、僕はベンチにも入れない。
だから、ひたすら練習しました。
その姿を監督やコーチが見ていてくれて、努力の僕がキャプテン、天才肌の弟が副キャプテンに選ばれました。
高校時代、真剣に甲子園を狙っていましたが、都内の超強豪高校に負けてしまいました。
諦められず、野球のセレクション枠で大学入学を狙いましたが、不合格。
野球人生が終わり、なんとなく就職をした時、ハッと思ったのです。
俺の人生、これが続くのか?と。

幼い頃から蒲田で育ち、大晦日は紅白よりも格闘技の番組を見ていた家庭環境からか、自然と格闘技をやってみたくなりました。
そのタイミングで、蒲田駅前に今所属しているジムができ、会長と出会いました。
入会の時に「K-1に出たい!」と言うと、3週間後にアマチュアの試合を組まれました。
結果は、ドロー。
これが悔しくて悔しくて、翌日全く動かない脚を引きずってジムに行って練習しようとした時、会長から言われたのです。
一緒に世界を狙わないか?と。
後で聞いたのですが、怪我をしてでも翌日に練習をしに来た僕を見て、何かを感じてくれたそうです。

それから、仕事とジムの二足のわらじの日々が始まりました。
弟も一緒に入会しましたが、ここでも彼は天才肌で僕よりもずっと強かったから、僕は努力しかないのです。
結局僕はアマチュア時代、全試合無敗で、プロになりました。
弟は辞めてしまいましたが、僕は苦しくても弟の分までやると会長と約束しました。

そんな中、勝てない時代が訪れました。
僕がもう辞めたくなっても、会長やコーチは僕の練習に真剣に付き合ってくださり、休日にも試合に来てくださいました。
なぜ何もできない僕を、周りはこんなにも応援してくれるのだろうか?

ある時、気づいたのです。
そんな人達に、僕は口先で感謝の言葉を出しているだけだと。
今の僕があるのも、すべては周りの方々のお陰です。
誰よりも僕は努力し、練習しました。
しかし勝てたのはそんなもののお陰ではなく、間違いなく周りの方々の応援があったから。
これからも弟のため、家族のため、会長のため、周りの方々のために勝ち続け、いつか恩返しをしたい。
そのためなら僕は、どんな辛い練習もできる自信がある!

◆虎宇輝さんの所属するキックボクシングジム
キックボクシング&フィットネス Y'ZD GYM(ワイズディージム)
http://yzdgym.com
※蒲田駅徒歩1分

◆虎宇輝さんの通うストレッチ専門店
マ・ストレッチ
http://mastretch.com

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