シルク・ドゥ・ソレイユの舞台に立った一輪車世界チャンピオンのスゴい人!

本日登場するスゴい人は、一輪車の世界で活躍するスゴい人。
高校3年生の時、一輪車世界大会で金メダルを獲得。
そして、2012年の世界大会で2度目の世界チャンピオンとなり、一輪車の大会からは引退し、現在は公益社団法人 日本一輪車協会の職員を務めながら、舞台や一輪車の普及のため指導等で全国を飛び回っている。
そして、なんと日本の一輪車界で初めてシルク・ドゥ・ソレイユの舞台に立った人物でもある。

容姿端麗であり、一輪車に乗れば神業を連続。
なぜ、ここまで一輪車で大成功を収めることができたのか?

彼曰く“一輪車の成功と人生の成功のステップは似ている”のだと。

さあ・・
一輪車世界チャンピオン
下山和大様の登場です!

「たくさんの小さな成功体験の先に・・・」

僕の両親が共稼ぎということもあり、小学校入学と同時に児童館で親の帰宅を待つようになりました。
僕が通っていた小学校の隣の児童館は、たまたま一輪車の世界では有名なコーチが指導をしていて、世界大会に出場するような選手を何人も輩出していました。

初めて一輪車に触ったのは、小学校1年生の時。
幼稚園の時に買ってもらった自転車には乗れないのに、練習したら一輪車には3日で乗れるようになったのです。
これなら自転車も乗れるのでは?と、乗ってみたらスイスイ乗れたのです。
この成功体験が、更なる意欲を芽生えさせました。
先輩たちが大会に出て数々の賞を受賞し、沢山の人達に拍手をされているのが羨ましくて、2年生から正式にクラブに入って、毎日のように練習しました。
そして、その年に初の全国大会に出場。ペアの部で、4位でした。
3位までトロフィーやメダルがもらえるのに、4位は表彰状。僕にはただの紙にしか見えず、悔しくて悔しくて。
次の日から、更に一生懸命練習しました。
僕は練習自体が、好きなんでしょうね。全く苦しいと思ったことはありません。

一輪車って、やればやるほど次の課題や技が無数にあり、それができるとまた、更に少し難しい技に挑戦。
というように、小さな挑戦と小さな成功がずっと連続し続けるスポーツなのです。

一番悔しかったのは、中学校1年生の時。
総合1位になり、トロフィーももらい、みんなで記念写真をたくさん撮って自宅に戻ると、先生が泣きながら電話をかけてきました。
「採点の計算ミスで、和大は総合優勝じゃなかった」

総合優勝ではなく、部門優勝でした。
優勝ではありますが、僕はあまりに悔しくて、あれほど悔やんだことは人生で他にありません。
でも、そういう悔しさなどもエネルギーとなったからこそ、高校3年生の時、世界大会で金メダルを取ることができました。

僕は、一輪車を通じてたくさんの大事なことを教えてもらいました。
人は、小さな成功を受け止めるからこそ、さらに上を目指せる。
これって、人生も実は同じなんじゃないでしょうか。

あなたは、毎日の小さな成功体験をちゃんと受け止めていますか?
僕は、一輪車をオリンピックの正式種目にしたい。
そして、僕のように一輪車によって人生を変えた人を、ひとりでも増やしたいです!

◆下山和大オフィシャルブログ「kazunicycle@world~一期一会~」
http://ameblo.jp/kazunicycle/

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