極小家電ブームを生み出したスゴい人!

最近、家電メーカーがこぞって1人用などの小型の家電製品を製造している。
家電量販店などで目にした事がある方も多いのではないだろうか?
本日登場するスゴい人は、シリーズ累計出荷台数70万台を超えるミキサー「ソロブレンダ―」シリーズをはじめ、トースト1枚サイズのオーブントースター、1、2杯用のコーヒーメーカーなど小型でデザイン性が高く、なおかつリーズナブルな価格のキッチン家電シリーズを販売し、小型家電ブームを生み出したスゴい人。
多数のヒット商品を生み出している彼らだが、社員数はわずか16名。
一体なぜ、これだけのヒットを出すことができたのだろうか?
さあ・・・ウィナーズ株式会社 代表取締役 岡野真二様の登場です!

「信頼」

2006年からキッチン家電を取り扱うようになりました。
最初は、ドイツの100年以上の歴史をもつ老舗メーカー製品の日本販売を始めました。
しかしなかなか新製品が出ず、出たと思ったらサイズが大きすぎたり日本の市場には合わなくて、うまく行きませんでした。
そんな時、僕たちが作りたいと思っていたイメージと中国のある工場の持っているものが合致して、2カップ用のコーヒーメーカーを作ることになったのです。
当時はうまく行くかどうかも分からなかったのでブランド名もつけていませんでしたが、これが、レコルトの始まりでした。
しかし、商品ができて販路もできさていよいよ売り出そうという時に、工場が火事で全焼してしまったのです。
発注していた商品も全滅。
最初は信じられませんでしたが、工場に行くと社長はひどくがっかりしているし、工員さんもみんな泣いていました。
どうすれば良いかと考えた時に、商品を販売したいし、工場にも元気を出してもらいたいので、「もう一度注文するから作って欲しい」とオーダーをしたのです。
すると、向かいの組み立て工場の社長が「私の工場のラインを使って」と声をかけてくれてすぐに作業を再開でき、結局2、3週間で驚くほどの速さで立ち上がったのでした。
大変な時を乗り越える事に協力できたので、強い信頼関係を築くことができました。
今は10社弱の工場と連携して商品はすべて中国で作っているのですが、彼らの支えがあるからこそ新たな商品をリリースし続けることができています。
最初は商品不良の問題が発生し、出荷する前に何度も何度も検品をして、商品によっては13回直したこともありました。
一生懸命作ってくれていてちゃんと動くのだけど、仕上がりが悪く、日本の基準には合わなかったのです。
高い金額は出せないし、品質には厳しいけれどそれでもやりますか?と言っても引き受けて、何度もダメ出しをしてもめげずに付き合ってくれたオーナーには、本当に感謝しています。
こうして、自社工場ではないけれど、工場の方々とダイレクトに連絡を取り合い信頼関係を築くことができたことが、良かったのだと思います。
今後は韓国や台湾など他の国での販売も考えていきたいと思っています。
最近ではキッチン家電の競合も増えましたが、より一層の商品力をつけて、新しい商品を皆さんにお届けしていきたいと思っています。

◆レコルト
http://recolte-jp.com/
※一部携帯では見られない可能性があります。

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