京都で創業し、日本全国に展開する古着店「SPINNS」をはじめ今やアパレルのみにとどまらず、雑貨や飲食店などを含め37店舗を展開する。
起業後すぐに軌道に乗り順調に売り上げを伸ばしたものの、一時は年商50億から40億まで急降下し、存続の危機に陥ったこともあった。
しかし、その危機を「ヒューマンフォーラム」という社名の通り、素晴らしき仲間たちとともに乗り越え、今では年商83億円に超V字回復を果たした。
彼らの合言葉は「ちょっとアホ!」
危機に陥った会社を救った考え方とは?
さあ・・・株式会社ヒューマンフォーラム代表取締役 出路雅明様の登場です!
「元気に明るくちょっとアホ!」
服が好きでアパレル業をスタートし、一点ものの古着が好きなので古着屋という業態を選択しました。
運よく最初から売上が上がり、たった2坪のワゴン1台で始めた古着屋も5坪、10坪と店の広さを大きくし、1年半で150坪の店をオープンしました。
京都ではこの広さの店舗が他になく大成功し、日本中から問い合わせが来るようになりました。
波に乗って10年で50億企業に成長。絶好調でした。
でも、50億という数字を達成したと同時に燃え尽き症候群になり、急激にやる気がなくなってしまいました。
会社の経営面でも守りに入るようになって2、3年で売上は激減し、年商は50億から40億まで落ちました。
このままではいけないと思いマーケティングとマネジメントを学び、月に10冊以上の本を読み、セミナーにも通いました。
しかしすぐに結果を求めてしまったため、うまくいかなかった。
もうこれ以上会社を続けることはできないと思い、社員を集めて
「会社はもうつぶれる。だから俺は沖縄に行く」
と伝えました。
すると社員は私を責めることもなく「僕も一緒に行っていいですか?」と言ってきたのです。
これには、嬉しさと申し訳なさで号泣しました。
改めて社員たちに向かって素直に「ごめんなさい」と言ったら、その瞬間心が温かくなりました。
そして開き直ったのです。
社員に素直に伝えて心が明るくなり、開き直った時、やるなら楽しもうと決めた。
社員を怒鳴ったりなぜできないんだと言って責めている間は、売上は全く伸びませんでした。
でも、カッコつけず、失敗を気にせず、どんな時も遊び心を持って社員と一緒にアホになった時から会社は復活しました。
もうだめだと思った時、逃げてもいい。
がんばらなくてもいい。甘えていい。助けてもらっていい。
意地にならずに開き直ってアホになれば、周りの人が後押ししてくれて、一緒に難所を乗り越えてくれる。
私は、こうして社員と一緒に窮地を乗り越えてきました。
会社を黒字化した時、社員に「夢を持とう」と話しました。
そして2007年に私自身が先陣を切って、夢であった自給自足の研修施設「ヒューマンフォーラム村」を作りました。
これからも、素晴らしい仲間たちとともに常に成長し続けたいと思っています。
◆株式会社ヒューマンフォーラム
http://www.humanforum.co.jp/
◆ちょっとアホ!理論
倒産寸前だったのに超V字回復できちゃった!
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◆【ビジネスコミック】よーし!やる三~成長日記~
―仕事が好きになるマンガのビジネス書
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