全日本フルコンタクト空手道選手権大会の初代チャンピオンに輝いたスゴい人!

日本に存在する様々な空手の流派の垣根を超えて開催された、全日本フルコンタクト空手道選手権大会。
日本全国から流派関係なく強者が集い、フルコンタクト(直接打撃)による試合で勝敗を決める大会だ。
その大会で、弱冠20歳という年齢で死闘の末にチャンピオンに上り詰めたスゴい人が本日登場する。
小学校1年生の時に空手を始めてから中学校1年生までは、試合に勝てず入賞できなかったと彼は語る。
彼が試合で入賞できるようになったきっかけとは?
さあ・・・新極真会東京東支部 山本和也様の登場です!

「意識を変えれば全てが変わる」

小さい頃は体が小さくて、よく風邪をひくなど決して強くはない子どもでした。
父は僕の体を強くさせたかったようで、家の近所にあった水泳教室か空手教室のどちらかに通うようにと言われました。
ぼくは泳げなくて水が怖かったので、空手に通うようになりました。
最初は空手はやらされている感があって練習がとても辛かったです。
道場での厳しい練習を終えて、家に帰ってからも、父からもの凄いスパルタで猛特訓をさせられていて、小学生の自分には精神的にも本当にキツかったです。
それでも試合に出るとほとんどが初戦で敗退で、勝てても2回戦で負けてしまいました。
正直やめたいと思うこともあったのですが、怖くて言い出せませんでした。
意識が変わったのは、中学校の1年生の時でした。
一緒に空手をしていた同級生2人が全日本ジュニアの試合で3位に入賞したのです。
練習を一緒にがんばってきた自分は2回戦で敗退です。
その時ばかりは本当に悔しくて、悔しくて。
「もっと空手をがんばろう」って思ったんですよね。
そこから「やらされている感」が無くなって、「自分のために」努力することができるようになりました。
練習も積極的に取り組みましたし、ご飯をたくさん食べるようにして体作りにも励みました。
それから、大会でも入賞できるようになったんです。
全日本フルコンタクト空手道選手権大会では、練習している時は絶対優勝しようと思っていたのですが実際にトーナメントに参加している間は優勝のことなど考えられませんでした。
しかし、決勝戦で『技あり』が取れた時に優勝というのもが急に現実味を帯びてきました。
試合では、毎日コツコツ積み重ねてきた練習の成果を出せたのだと思います。
それに、成果はつながっていると思うので、普段から道にゴミが落ちていたら拾ったり、電車では子供連れの方やお年寄りに席を譲るようにするなど、人として正しい行いをすることも心がけています。
結果それが運を引き寄せたのかもしれません。
次の目標は、今年の全日本選手権、来年の世界大会で優勝することです。
空手でももちろん強くなりたいですが、人間としても優しさを兼ね備えた強い人間になりたいと思います。

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