AKB48初のミリオンセラー“Beginner”の作曲を手がけたスゴい人!

『Beginner』『Everyday、カチューシャ』
『真夏のSounds good!』『UZA』などのミリオンセラーをはじめ、
『僕の太陽』『大声ダイヤモンド』『10年桜』
『涙サプライズ!』『RIVER』など、グループのデビュー初期から現在まで60曲以上もの楽曲を手がけているスゴい作曲家が本日登場する。
彼の作品は、日本ゴールドディスク大賞 ベスト5シングル賞・SINGLE OF THE YEAR・JASRAC賞、日本レコード大賞 優秀作品賞・最優秀作品賞など多数の賞を受賞している。
それだけでなく、1979年のデビュー以来、浅香唯、小泉今日子、光GENJI、中山美穂など多数のアーティストへ楽曲を提供し続けてきた。
数々のヒット曲を生み出したスゴい人が仕事をする上で大事にしている考え方とは?
さあ・・・シンガーソングライター・作曲家・編曲家 井上ヨシマサ様の登場です!

「子どものままで」

我が家では、音楽好きな親の方針で6歳になると楽器を習うことになっていて、僕はピアノを選びました。
でも、当時習っていた剣道の方が楽しかったし、先生も怖くて辞めたいと思っていたんです。
それが、小学校3年生のとき、サミー・デイヴィスJr.の曲を聴いてかっこよさに衝撃を受けました。
父に「これ何て音楽?」って聞いたらJAZZだと教えてくれて、JAZZをやりたい!と言って音楽の先生がやっていたビックバンドに入部しました。
それから急激にピアノを弾くのが楽しくなって、3年間テレビも見ずに毎日3時間の練習を続けていたら、6年生の時についに全国吹奏楽コンクールで1位になる事ができたんです。
この時、努力をすれば何かを為し得る事を体感しました。
昔は“オリジナル”がかっこいいと思って曲を書いていたけど、オリジナルであり、かつ良い曲じゃなきゃ意味が無い。
「良い」と評価されるにはどこかフォーマットに収まっている必要がある。だから、「この曲、前の曲と似ている」と言われても全然気になりません。
みんなの顔に目と耳と鼻と口があるのと同じことなんです。
そう気付いてからは力が抜けて、段々シンプルな曲を書けるようになりましたね。
大人になると、失敗や損をしちゃいけないって思いがちだけど、損をしないと結果なんて出せないと思うんです。
ここ5、6年はずっとAKB48の曲を書いているけど、最初は全然売れていなかったし、CDにならない曲を何日もかけて手直ししてた。
「こういう音がほしい」って言われた音を出すのに、今持っている機材ではできないから新しい機材を買ったり。
でもこの1曲で終わりだと思っていないから、家族には迷惑をかけちゃうかもしれないんだけど、「失敗したらごめんなさい!」って言ってやらせてもらったんです。
今では60曲くらい彼女達の曲を書いているし、機材も曲の中でたくさん活躍しています。
日本人って、大きな夢を語る人のことを馬鹿にする癖があるでしょ。
でも、そういう人をもう少し信じても良いと思うんですよね。
「このくらい」って自分ができそうな範囲内で目標を立てても、それ以下のことしか達成できないじゃないですか。
120%くらいの目標を持っていなければ、100%完璧な結果を出す事はできないんです。
何でも2年くらいやると楽しいか楽しくないか、答えが何となく見えるものです。
自分は本当にそれが大好きだって自信があるなら、2年くらい怒られてみるつもりで子どもみたいにやりたいって言っちゃいましょうよ。

◆オフィシャルホームページ
http://yosusu.com/
※一部携帯では見られない可能性があります。

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