国際宇宙ステーションの運用管制官として活躍した“宇宙的自由”なスゴい人!

本日登場のスゴい人は、幼い頃に手作りの望遠鏡で初めて見た環をまとった土星に感動し、宇宙に行くことを目指すことを決意した。
彼は大人になり、努力の末に、世界で初となる国際宇宙ステーション(ISS)「きぼう」の運用に関わることになったが、育児と親の介護に専念するために育児休暇を取得。
日米を行き来しながら、日本人として最後のスペースシャトルの搭乗者である妻を“宇宙主夫”として支え、一躍有名となった。
宇宙に行くという、一度は掴みかけた夢が消え、絶望した事もあったという。
それでも彼はあきらめなかった。
できる、できないの判断は彼の中にはない。
やりたい事を全力で手に入れるまでやり尽くす。
彼が描く未来への希望とは?
さあ・・・ASTRAX(有限会社国際宇宙サービス)代表取締役社長 山崎大地様の登場です!

「宇宙的自由人」

大学卒業後、夢に見た国際宇宙ステーション(ISS)「きぼう」の運用管制官として組み立て運用準備に携わることができました。
ISSは人類初の試みだから、マニュアルも操作画面も全て自分たちで一から作りました。
終りが見えない仕事でしたが、好きだから楽しくて仕方なかったですね。
そんな中、宇宙飛行士を目指す妻と出会い、結婚しました。
母として宇宙に行きたいという彼女は娘を産み、僕は育児休暇を取得して子育てをしました。
しかし、仕事に復職した直後にシャトルの大事故が発生。ISS計画は延期になりました。
同時に、父が要介護5の状態となったため両親を介護し、家事と育児と介護の日々でヘトヘトになりました。
さらに、妻の海外出張や訓練が続き、僕の会社からはこれ以上のサポートは受けられず、退職せざるを得なくなりました。
10年ほど続けた夢の仕事が断ち切られ、うつ病になり、自殺も考えました。
しかし何とか気持ちを切り替えて、それから数年後、無事に妻を宇宙へと送り出しました。
その間で私財を使い果たし、2年前にアメリカから帰国した時の貯金は50万円。
妻は退職を決意し、自分は仕事も無いので鎌倉の実家に転がり込み、バイトをしようとしていたところ、コレクターの北原照久さんと運命的に出会いました。
北原さんは、「君はこれまでよく頑張った。本当に偉かったね。今度は君が主役になる番だよ。僕は君を応援するよ」と言って、講演やメディア出演をたくさん紹介してくださり、1年半で2000万円を貯めることができました。
そして、イギリスのヴァージングループのリチャード・ブランソン会長が参加するイベントに友人の紹介で入り込み、彼に「宇宙飛行に申し込むために日本から来た」と直談判をしました。
リチャードは
「僕が保証人のサインをしたから君もサインしなよ」
と言ってくれたのです。
2年後、僕は民間宇宙飛行士として、幼い頃から夢に見続けた宇宙に行きます!
僕は人とのご縁で、一度諦めかけた夢を今もう一度見る事ができています。
僕は今、宇宙飛行や無重力飛行のプロデュース、世界を相手に民間宇宙ベンチャー1000社の創出に取り組んでいます。
そして僕の最終的な夢は、宇宙を目指すきっかけをくれた土星に行くこと!

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