高校3年生でヨーヨー世界チャンピオンの座を手にしたスゴい人!

“ヨーヨー”
一度は目にしたことや手に取ったことのある読者の方も多いのではないでしょうか。
本日のスゴい人は、ヨーヨーの真髄を極めた世界チャンピオン。
しかも、技術だけにとどまらず、“表現”の部分においても世界一の座を手にした実力を持つ程のエンターテイナー。
世界チャンピオンの座を手にしたのはなんと高校生の時だったという。
現在29歳。
早熟なこのスゴい人が見ている先にあるものとは?
さあ・・・ヨーヨーエンターティナー・俳優 川田祐様の登場です!

「いつも相手の気持ちを考えて」

少年向けの漫画や流行のおもちゃが特集されている『コロコロコミック』をずっと読んでいた。
当時流行っていたハイパーヨーヨーをおもちゃ屋で購入してみたが、一番簡単な技でさえも全然できなかった。
もうやめようかなと思っていたら、クラスの番長的存在の人にヨーヨーを「やらせて」と言われて貸してみた。
自分ができなかった技がすぐにできてしまった。
悔しくて仕方なかった。
そこで、火がついた。
中学生の時は、部活と宿題以外の全ての時間をヨーヨーの練習に費やした。
地道な練習を積み重ねていたある日、当時ヨーヨーで有名であった中村名人とハワイヨーヨーツアーに同行できるという企画を知った。
二十数万円かかるそのツアーにどうしても行きたくて、両親に頼み込み、行かせてもらった。
自分のやることをいつも応援し続けてくれた両親には本当に感謝している。
ハワイで、当時一番勢いのあったTHPというチームの日本代表選抜試験が行われていた。
その頃の僕には根拠のない自信があり、迷いなく受験。
そして、合格することができた。
そしてついに、高校1年生の時に日本チャンピオンにまで上り詰めた。
その後も順調にヨーヨーの道でキャリアを積むことが出来、高校3年生でついに世界チャンピオンとなった。
早くに世界チャンピオンになってしまったせいか、正直この頃から、ヨーヨーに対して飽きを感じてしまっていた。
技を追求してどうなるのか、ヨーヨーの世界で将来どこまで先があるのか、あまり見通しもなかった。
だから、大学では一転、役者の道を志し、芸能界の道で生きていくことにした。
しかし、気が付けば社会人になった周りの友人よりも収入は少ない。
俳優として飛び出せない、うまくいかない自分がもどかしかった。
突破口が欲しくて、きっかけをずっと探していた。
そこで、自分の得意分野を生かそうと考えた。
ヨーヨーだ。
技を見せるだけでは、つまらない。
演技を学んできた自分だからこそできる、ヨーヨーをつかった“表現”で、勝負する。
そう決めた。
自分の見せたいパフォーマンスをするのではなく、目の前のお客さんを楽しませることに全力を尽くす。
お客さんが、何を求めているのか。
とにかくそれだけを毎ステージ考え、表現し続けようと思う。
パフォーマンスの見え方や楽しませ方を考えることは俳優として表現することに通じている。
今後もパフォーマーとしての活動で得たものを俳優業にも生かし、活動の幅を広げて行きたいと思っている。

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