インド系アメリカ人でありながら神戸青年会議所第45代理事長にも選ばれ今年1月より在日米国商工会議(ACCJ)関西支部代表に就任された実業家のスゴい人!が本日登場する。
自動車メーカー「スズキ」のインド進出の際に、現地での関連自動車部品の合弁会社設立支援を行い、
現在はアパレル、雑貨、飲料水などの輸入業、自動車部品の輸出業、不動産管理業まで幅広く展開している。
物理的な豊かさを追い求めるより心が豊かになる夢を持つことが大切だという。彼が思い描く夢とは?
さあ・・・株式会社ジュピターインターナショナルコーポレーション専務取締役、キラン S.セティ様の登場です!
「心が豊かになる夢を持つ」
これまでで一番の挫折といえば、人に騙された、というか人に私を騙すことを許してしまった事ですね。
私が勝手に高い期待を持ち、裏切られてしまったことがあります。よくよく考えてみると勝手に期待をした私が悪かったんですね。
それからは自分の中での期待値の管理を心がけるようになりました。挫折をしない人なんていません。 私にだって挫折の経験はありますよ。その時は、少し遠回りをしただけだと考えるようにしています。
でも決して後ろは振り向かず、二度と同じ間違いをしないためにも過去を検証する事は大切です。
私は日本で生活するにあたって「外国人」という事でデメリットを感じた事はありません。ターバンのおかげで目立つしいい事ばかりです。ただ悪いことはできないですけどね(笑)
自分の生まれた国や人種、性別をデメリットだと思う人は、自分に自信がないだけ。
デメリットというのは自分の背景にあるものではないのです。
日本で育つ外国人はインド系であろうがアメリカ系であろうが皆「外国人」という全く別な存在として捉えられていて、それをプラスに考えるか、マイナスに考えるかはその人の考え方次第だと思います。
新しいことや周囲になかなか馴染めず「なぜ皆自分に合わせてくれないんだろう」という他人に責任を押し付けるタイプの外国人と、「全てが新しく、楽しくてすごくいい勉強になる!」とポジティブに捉える2種類のタイプの外国人がいます。僕は後者のタイプなのでしょうね。
私の夢は、震災・戦争などで親を亡くした子供たちの応援をすること。
私はお陰さまで教育の機会に恵まれました。これは神戸の震災の時に特に強く思った事ですが、被災した子供たちに教育の機会を提供したり、社会の役に立ってもらう環境を何らかの形で作り出したいと強く思いました。
若い人にはクルマや家など物理的なものではなく「心が豊かになる夢」を持って欲しいです。